« 帆船で行く春の駿河湾 | メイン | 公称10万PV »

2008/04/03

売春防止法から50年です



大きな地図で見る

三島女郎衆というのが有名なんだが、農兵節なんてぇのがありまして、三島の子供たちは小学校で習うわけだ。売春婦を称える歌を小学校で教えるというのも凄いんだが、三島は女郎で栄えた街なので仕方ない。

で、そもそもコトの発端は街道筋でも有数の規模を誇る宿場だったという成り立ちにある。宿場には「飯盛り女」というのがおりまして、
飯盛りとは名ばかりで、内実は売春婦なわけだ。で、東海道を往く旅人がこぞってオンナを買ったのかというとそんなコトはなくて、近隣近在の百姓が買いに来たらしい。三島は下田街道で伊豆半島への玄関口になっていたので、田方方面から百姓が、農機具などを買いに来たり、作物を売りに来たりしていたわけだな。で、儲けたカネでうなぎ食ってオンナを買うというのが定番だったようで、なので、明治維新後も女郎屋そのものは残った。上の地図で言うと、下の加屋町のところにセブンイレブンがあるが、その南側が女郎屋のあった場所で、おいらはその近くの西小学校に通っていたので、女郎屋の建物を覚えている。もちろん当時は女郎屋ではなく、電業社の寮というか社宅になっていたと思うんだが、やたら玄関が立派で、廊下が広くて、部屋はそんなに広くなかった。で、昭和になってからなんだが、上の地図で言うと楽寿園の西に三島青果というのがあるんだが、そのあたり、六反田と呼ぶんだが、そこに日本一の女郎屋街を作ろうというプランがあったらしい。ところが、折しも売春禁止法案が出来て、残念ながら計画は実現しなかった。

というわけで、HEVENさんちで売春防止法50周年の記事やってます。
今から50年前の4月1日、日本では数百年の歴史をもつ売春業が正式に法律で禁止されました。
施行された「売春防止法」は、紅灯区ならびにそこで働く女性たちを駆逐しました。もちろん、日本にあってもこの世界最古の業種は、収益の大きい業界だったことは否めません。

敗戦後の日本が、いち早くこうした売防法を施行したのは、当時誕生したばかりの女性議員が売春禁止運動の先鋒を担って闘ったということにも由来します。1945年から1952年の占領を経て、ふたたび52年に独立を手に入れた日本は、数度の審議をもって立法化、売防法は国会を通過します。
正式に施行されたのは1958年の4月1日。これは赤線の従業員などがあらたな仕事を見つけるまでの猶予期間が設けられたためです。
何枚か写真も掲載されているんだが、なかなか興味深いです。オンナのファッションがレトロで、古いイタリア映画みたいだったりする。

で、三島の女郎屋も消えてしまったんだが、女郎たちの再就職という意味なのか、街の中に小さな飲み屋がいっぱい出来たわけだ。おいらが子供の頃は、三島の街というのは小さな飲み屋とパチンコ屋が人口比でやたら多い街として知られていて、今ではすっかり寂れてしまったんだが、ずいぶん賑わっていた。さすがにもう、女郎アガリの婆さんはみんな死に絶えたと思うんだが、今でも白雪通りからマックスバリュの裏にかけては、迷路みたいな路地に小さな飲み屋が店を連ねていて、独特の雰囲気を漂わせているわけだ。

って、ずいぶんローカルな話題ですいませんw
日本売春史―遊行女婦からソープランドまで (新潮選書) 日本売春史―遊行女婦からソープランドまで (新潮選書)
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2007-09

コメント

実態性の全く無いアホな法律ができて50年ですか?

法律をきちんと改正し、ヤクザ(と警察)にでも管理させ、その枠組みで競争させれば、雇用は創造され大きな税収は見込めるは、性病は防げるは、非行も抑えられるは、近所の飲み屋や食べ物屋は潤い、良いことばかりではないか!男という動物はね、生物学的に三日間ぐらいでジュース溜まる構造になっているんです。それをほって置くと、生産活動に大きな支障が出てくるのです。もっと大切なのは、赤線地帯からどれだけすばらしい文学作品と作家が生まれたかことか。

唯一、凄いと思ったのは、戦後、米国のプレッシャーにも屈せずに、『麻薬及び向精神薬取締法』と『大麻取締法』を別立ての法律にしたことですか。それを担当した官僚は、どうやってGHQへ説明したのだろうか?“トラディション、トラディションなの”、とか説明したのか?

先進国で売春禁止法を完全徹底しているのは
日本○ 米国一部を除く○ イギリス△ カナダ△ オーストラリア× 
ニュージーランド× フランス× ドイツ× ギリシャ× スウェーデン× 
オーストリア×他にタイ× フィリピン×中国・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本の禁止法は少数派なのね。
日本人の海外での売買春問題なんて、大多数の国から見たら
「なんでそんなに大騒ぎするのよ」ってところか。

私見では、そのキャンベラ女性市長の考え方は尊敬する。

>「オーストラリアでは、売買春は合法化されている。その合法化を推進したのがキャンベラの女性市長である。売春を違法にしたところで、貧しい人達がいる限り売春は無くならないし、「モラルを押し付けておきながら、福祉を充実させずに貧しい生活を甘受せよというのは金持ちのエゴである」との反発もあり、合法化した。 合法化したことで、売春に従事する女性達は社会保障を受けることができ、また賃金を不当に踏み倒されることもなくなり、また衛生管理も向上する。そういった点で、女性議員達の支持をうけたのが、合法化に成功した理由といわれる。同様の理由でニュージーランドでも合法化された。」

この傾向を見てみると、大昔は梅毒と淋病が主だった性病の世界に
最強のエイズが参入してきた。
梅毒・淋病等は簡単に治せることができるから、道徳の方が優先して
世界は売買春禁止の方向に向かっていった。しかし強姦等を少しでも
減らすためには、性欲の強すぎる奴用多少お目こぼしをしながらやっ
てきた。いわば地下営業だ。

しかし衛生検査対応のできない原状で、強敵エイズは国を滅ぼすかの
ように蔓延していった。もう奇麗事はいっていられない。現実主義に
戻ろう。PTAや市川房枝なんてあっちへ行けってなもんだ。
そこで世界はまた以前の公娼制度の世界に先祖帰りをしているって
訳だね。(あまりマスコミには流されないが)

まあペニシリンのような、エイズ患者を一発で治す特効薬ができない
限り、あやふやな道徳(モラル)問題は後退せざるを得ないのが
世界の常識になってきたのかも。

三島のうなよしにはよく行くけど、女郎で栄えた街だとは知らなかった。 うなぎで精力つけてたわけだ。

あの廓は、村岡荘という低所得者向けのアパートになりましただ。当時の姿を、藤城清治が描いていますだ。都筑道夫の光文社文庫の一冊に採録されていますだ。「七十五羽の烏」の解説だったかな。子供の頃、遊びにいきましただ。

禁止法×
防止法○

つーことで、柔らかくしてありますな。ソープなどは必要であります。

北千住も2~30年ほど前までは、仲通に その名残りの旧い宿が沢山あったが、今はどうなったんかいな?

オカマの尻穴は、地方の条例によって違いがあった。
尻穴は売春ぢゃないし、強姦にもならんし~。
以前は、東京の都条例法違反で、例えば年末にカマ君たちをタイ~ホの動きがあるとのカマ情報が流れると、上越に緊急避難して難を逃れていたが、今もそうなの頭ね~。

三島は秋葉神社のそばに。
吉原は浅草寺の裏側にある。
遊郭と神社仏閣はどう繋がっているのですかね?


産で死んだが三島のお仙.。
お仙ばかりが女ごじゃないよ。
京都は極楽寺坂の門前で、かの有名な小野小町が、
三日三晩飲まず食わずに野たれ死んだのが三十三。
とかく三という数字はあやが悪い。
三三六歩(さんさんろっぽ)で引け目が無い。

実に考えさせられますね。
ドラマおしんでも家族を食べさせるために、
母親役の泉ピン子ですら温泉宿で客取ってましたしね。
イギリスの産業革命では、格差の拡大によって下層に転じた庶民は
母親が売春のアルバイトをするしか手段が無かったそうで、
そういった環境の中での、切り裂きジャック事件ですしね。

実際に売春したこともないし、援助交際経験者の話しか聞いたことがないけど、今後の日本の状況によっては、生活のためにお母ちゃんが立ちんぼやったり、1円で触らせるとかが日常になったら・・・
「ごめんね、お母さんもう年だから今日は買い手がつかなくて晩御飯ないよ・・・」売春で稼ぐ夫婦って、円満にやっていけるのかなぁ。 

売買春の是非より、自分が客を探して彷徨う可能性の方が怖い。

神主や坊さんが水&風俗好きなのは明らかww

うなぎは精がつくから食う?(w
江戸では、どじょうかな。
安くて、精がつくから、ちょっとどじょう鍋食って、
それから岡場所へくりだして、という感じ。

存命中だと「どじょう」、
食べ物になった状態を「どぜう」という話もあるみたい。

 東京の板橋も昔は宿場だったから、私が子供の頃には、クラシカルな銭湯を異常にゴージャスにしたような、謎の建築物が残っていました。子供のときから建築好きの私は、親を質問攻めにして困惑させてしまったようです。そうそう、熊本でも遊郭跡を見たことがありますよ。そのときすでにゴーストタウン状態になっていて、すさまじい様相だった。ホラー映画の場面のようで、あまりに強烈な印象だったので、数日夢に見てしまったほどです。

千と千尋思い出した。

売春が悪って思想は元来日本にはなかったんだっけ?
ロリが悪って思想も舶来品だし
良し悪しはともかく色々日本人の思想も
干渉さえておりますな。

ソープランドを重要無形文化財に!

昔、田舎で知人が銀行員から聞いた話ですが、ローンか何かの関係で子供のいる家族の一軒家を訪ねたところ、その家の母親は蒸発していなくなっていた。どうも住宅ローンの返済に困って母親が売春をしていたのが近所にバレ、そこに住んでいられなくなったらしいということでした。

コメントを投稿

コメントはエントリー投稿者が承認するまで表示されません。