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楽天新6連勝!浸透した「野村の考え」

4月3日9時56分配信 日刊スポーツ


楽天新6連勝!浸透した「野村の考え」

お立ち台でバンザイする山崎武(左)と2勝目を挙げた永井

<楽天6−3ロッテ>◇2日◇Kスタ宮城
 野村楽天の勢いが止まらない。本拠地でロッテに2連勝し、6連勝が初めてなら、貯金2も球団史上初。序盤に大量点を挙げ、ダメ押し点も奪い、守っては先発永井怜投手(23)が完投こそ逃したものの9回2死まで粘投した。投打がガッチリかみ合い6連勝。「春の珍事」? いやいや、もう弱者の戦い方ではない。ソフトバンクが勝ったため0・5ゲーム差は変わらないが、今日にも首位に浮上する。
 野村野球が満開に咲いた。「ダメ押しが欲しくて、ウズウズしていた」と話す6回に、動いた。先頭リックが右中間二塁打を放つと、代走に俊足のルーキー聖沢を起用。
 橋上ヘッドコーチ 終盤だったら代走は(15年目と経験のある)高波だった。代走要員を2人置いているのはウチくらい。場面によって監督が使い分けている。もう1度リックに打席が回るところだったが、あそこが勝負だった。
 続く鉄平は進塁打を意識して、外角を強引に引っ張り、二ゴロ。1死三塁、カウント1−1から嶋が、内角高めの145キロを投前に転がすスクイズ。さらに捕逸で二塁に進むと、次の球で三盗。これがダメ押しに直結した。シコースキーのモーションの大きさから、積極的に盗塁することが徹底していた。嶋は「三盗は初めて決めました。気持ちいい」と笑顔だった。
 次球のスクイズはロッテバッテリーに読まれたが、三塁に戻り事なきを得、犠飛でこの回2点目のホームを踏んだ。「次の1点が大事だった。リックの二塁打で、スクイズは頭にあった。(スクイズを見破られ)嶋はああいうところは捕手だな。抜け目ないよ。外してくるのを想定している」と、指揮官は下位打線でつかんだ得点シーンを振り返った。
 1回にも無死一塁から、高須がバスターエンドランを成功。「いつもはやらないことを、やろうと思ったんだよな」と、野村監督はほくそ笑む。

最終更新:4月3日9時56分

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