最終更新:2008/04/03 21:03

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1日から始まった「後期高齢者医療制度」に問い合わせ相次ぐ ネーミングに非難の声

1日から始まった「後期高齢者医療制度」は、保険料が年金から天引きされる75歳以上が加入する医療制度だが、ネーミングに「すぐにでもあの世に行くみたい」などと非難の声が上がっている。
4月1日からスタートした「後期高齢者医療制度」で、全国から問い合わせが殺到している。
問い合わせに来た人は「全然わかりませんでした」、「説明がなんていうか、不十分ですな。事前のね」などと話した。
75歳以上のお年寄りが加入する新たな医療制度で、保険料が年金から天引きされる。
ところが、この制度のあるところに非難の声が上がっている。
75歳の女性は「憤慨してますの」、「いかにもね、すぐにでもあの世に行くみたいでしょ」、「後期高齢者っていうのは、『うば捨て山』っていう意味だって皆さん言ってます」などと話した。
「後期高齢者」というネーミングに「後期の次は末期か」などと、不満の声が上がっている。
そこで、舛添厚労相は「総理がですね、事務方をお呼びになって、非常にこれはネーミングの問題で、『自分は、長寿医療制度がいいんじゃないか』ってことをおっしゃったんですね」と述べた。
スタート初日、福田首相は「後期高齢者医療制度」の通称を「長寿医療制度」ではどうかという、異例の指示を出した。
新制度のPRに、これまで使われてきた税金は、実に2億6,000万円以上にのぼる。
舛添厚労相は「『長寿医療制度』はおかしいのではないか、という声が与党から出ているが?」との質問に、「(与党の議員が)名称について、いろいろおっしゃる暇があれば、この制度の持っている意味であるとか、なぜ与党であれだけの議論をして、この法律を成立させたか、そのことをもっと国民に説得すべきでしょう。わたしはやってますよ」、「ネーミングにこだわって、どうだっていうことよりも、中身ですよ」と述べた。
「長寿医療制度」という呼び方について、64歳の女性は「評判悪いから、あわててこっち(長寿医療制度)にするって感じでしょ」と話した。
また、78歳の男性は「(『長寿』って呼び方は?)逆に考えれば『長生きしてください』。おれはこれいいと思うよ、これ」と話した。
さらに、81歳の女性は「『後期』より、まだ『長寿』の方がいいかしら」と話した。
舛添厚労相は5日、名称の使い分けなどについて会議を行うという。

(04/03 19:34)


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