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ローソン、CO2排出権を小分けし個人に販売、温暖化防止への参加促す

2008年4月1日 15時4分 この記事を携帯に転送する

ローソンは3月31日、海外で購入したCO2排出権を小分けして消費者に販売する「CO2オフセット運動」を4月8日に開始すると発表した。現金のほか、会員カードのポイントとの交換も受け付ける。

同社では、アルゼンチン・パタゴニア地方の風力発電プロジェクトで削減した分のCO2排出権約1万トンを、三菱商事を通じて取得した。これを200kgあたり1050円、500kgあたり2500円、1トンあたり4500円で販売する。またローソンは100円の買い物につき会員カードに1ポイントを付与しているが、それを50ポイント単位でCO2排出権10kgと交換する。なおローソンでは購入を検討する消費者向けに、各家庭でのCO2排出量を算出する「CO2家計簿」を提供する。

販売するCO2排出権は、すべて国の償却口座に移転、日本の目標である1990年比6%削減の達成に貢献することになる。

ローソンは同日、CO2排出量の自主削減目標を発表した。1店舗あたりの排出量を2012年までに2006年に比べ10%削減する。総量で2006年に比べ年間約6万トンを削減することになる。

新規店で冷凍/冷蔵設備と空調の室外機を一体化して効率向上を図るほか、既存店で温度センサーによって冷凍設備、空調などを自動制御する仕組みを導入する。また日差しに応じて店内照明を調節するシステムを採用したり、看板照明に反射板を使って蛍光灯の数を削減する、といった施策をとる。商品配送車の燃費改善や森林整備活動も進める。

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