NHKは3日、放送前の特ダネ原稿で得た情報をもとに株のインサイダー取引をした記者らを、10日付で懲戒免職とすることを決めた。
処分を受けるのは、30代の報道局テレビニュース部制作記者と、同じく30代の岐阜放送局記者、40代の水戸放送局ディレクターの3人。
福地茂雄会長は当初、「第三者委員会の調査結果を待って処分を決める」として、3人を3月5日付で懲戒休職にしたが、休職中は6割の給与が支払われていた。3人は金融庁の命令に従い既に課徴金を納付しており、第三者委の調査結果がまとまるまでにはまだ時間がかかることから処分を決めた。