Windows Mobile の接続設定はわけわからない、といわれていますが、ちょっとだけ解説してみましょう。
もしかしたら余計わからなくなるかもしれません。わかっている人はダメだしを。
ネットワーク接続設定の構造
大体要素としては、3つの階層に分かれています。
- イントラネットかインターネットか、選択する「ネットワーク管理」
- 主としてプロバイダ毎の設定を構成する「接続方法」
- アクセスポイントへの設定である「モデム接続」
それらは階層構造になっています。
接続方法
接続方法はデフォルトでいかのものがあります。
- 規定のネットワーク接続
- 規定の社内ネットワーク接続
- Softbank (ソフトバンクXシリーズの場合)
これらは自分で任意に増やすことができます。もともとはプロバイダのネットワークを使うために自分が契約しているプロバイダの接続設定を作って登録するものだったんです。
この設定は、設定>接続>詳細設定>ネットワークの選択 から追加・削除することができます。
各プロバイダの接続方法の設定
各プロバイダごとに接続のための設定を作成します(デフォルトで入っていたりします)
接続のための設定は主に2つの項目があります。
- モデム接続 (複数可)
- プロキシサーバー設定
モデム接続は必須ですが、プロキシサーバー設定は任意です。またモデム接続設定は複数登録することができます。プロバイダから提供されているアクセスポイントが複数ある場合はここに複数登録することがあります。
ここで注意が必要なのが複数のモデム接続設定がある場合です。この場合デフォルトで自動的にどちらか(アルファベット順)で接続しに行ってしまいますので、従量制のAI接続と定額制の OpenSoftbank 設定があった場合、従量制につなぎに行きます。パケ死します。ですのでOpen接続を選ぶようにしておきます。
個々のモデム接続はアクセスポイント(電話番号)、ユーザー名、パスワード、必要に応じてドメイン名を登録します。これは普通ですね。
このようにプロバイダ毎、または同じプロバイダでもたとえばプロキシサーバー設定ごとに接続方法を作ります。
同じSoftbank でも Open 接続とVFJP 接続とではプロキシサーバー設定が異なるのでそれぞれ別の接続設定が個別に必要になります。
どのプロバイダ接続設定をインターネット接続で使うか
このように接続設定を複数作ったら(すでにあったら)どの設定をインターネット接続用に使うかを決めます。これはインターネット接続だけでなく、イントラネット接続(プライベートネットワーク接続)用も決めることができます。
それぞれに、先ほど作成してあったプロバイダ毎の接続設定を割り当てます。
この設定は、設定>接続>詳細設定>ネットワークの選択 で選択して設定します。

ここでは、規定の設定ごとにプロバイダの接続設定を割り当てていますが、アプリケーションごとに自分で接続設定を決めることができるアプリケーションも一部あります。
こういったアプリケーション用に別の接続設定を作るといったケースもありますね。
まとめ
もしかしたら、わかりにくくなったかもしれません。
ってか、自分で後で呼んでもわかりにくいかも。でもこんな感じなので、後はそれぞれで「こういうものだ」と理解してもらえばいいかと。
基本的にスマートフォン時代になってプロバイダ設定がなくなり、こういった設定は不要になりました。しかし、もし定額接続解禁!となったら、この辺の設定が必要となります。そんな時代が早く来ると良いですね。