2008.04.03 Web posted at:  16:39  JST Updated - AP
スポーツ

パリ市、北京五輪聖火リレーで人権問題提起 

パリのドラノエ市長

パリ(AP) パリ市当局は、7日に予定されている北京五輪の聖火リレーに合わせて、人権保護をうたった横断幕を市庁舎に掲げる。ドラノエ同市市長が2日明らかにした。

ドラノエ市長は、エッフェル塔からスタートする市内の聖火リレーのルートを発表するとともに、世界各地の人権保護を支持する方針を横断幕で表明すると述べた。

また、聖火リレーの第一走者となる男子柔道の五輪金メダリストのダビド・ドイエは、走者が言論の自由を表明するバッジを付けることを明らかにした。

こうしたなか記者団体「国境なき記者団」は、聖火リレーの最中、五輪のマークを手錠に置き換えたデザインのTシャツを着用し、中国チベット自治区の抗議活動を弾圧した中国政府への抗議を表明すると明言した。同団体の関係者は、仏五輪委員会(CNOSF)が国際オリンピック委員会(IOC)と中国に十分な圧力をかけていないと指摘するとともに、チベット問題でCNOSFが同団体との合意を求めていないとコメントした。

CNOSFのスランドール会長は、ドラノエ市長が提案した横断幕を支持し、聖火リレーが「平和のメッセージ」になるとの見解を表明。同会長はその一方、走者となるスポーツ選手を尊重するため、国境なき記者団にリレーを妨害しないよう呼びかけた。

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