医療分野へ進みたい生徒のための「高校生1日病院体験」がこのほど、松山市来住町の愛媛生協病院(有田孝司院長、80床)で行われ、同市や近郊などの7校から2年生計35人が参加した。
白衣に着替えた生徒たちは院内を見学後、医師や看護師、検査技師など希望職種ごとに現場で話を聞いたり、AED(自動体外式除細動器)の使用法や血圧測定、車椅子の操作を実習した。
心臓外科医を目指す県立松山東高の伊藤才季さん(17)は、整形外科医に患者のCT(コンピューター断層撮影)写真などを見せてもらって骨折部位の診断を試みたり、治療法の説明を聞いて「初めて治療する側の視点に立てました。非常にいい経験」と目を輝かせていた。【古谷秀綱】
毎日新聞 2008年4月3日 地方版