同会によると、カシはイチイガシで、幹回り4.23メートル、高さ約35メートル、推定樹齢約400年。夫婦クスは幹回りが大きい方が3.83メートル、もう1本は2.78メートルで、いずれも高さ約35メートル、推定樹齢約350年。
昨年、同神社の石造鳥居と附(つけたり)新宮社記録の2点が同市有形文化財に指定されたことから、地元住民が周辺の整備に着手。3本は境内の裏手にあり、他の樹木に隠れるようにひっそりと立っていたため、地元の人たちもほとんどが気づかずにいたという。「日陰ができるので枝落としを」との要望が上がり、同市の元教育長で地元の桑野善吾さん(77)が同会に巨樹の調査を依頼していた。
調査結果を受け、住民らは周辺を清掃し、木にしめ縄を巻くなどした。桑野さんは「貴重な古木を、後世に残していきたい」と話している。
=2008/04/01付 西日本新聞朝刊=