弘前大学医学部医学科SD(スチューデント・ドクター)章授与式が2日弘大医学部コミュニケーションセンターで開かれた。5年生98人の学生は、“医師”として医療現場に向かう臨床実習を前に決意を新たにした。
SD章授与式は臨床実習に臨む5年生が対象。医療人としての自覚を新たにする趣旨で2005年度から行っている。学生たちは7日から始まる実習で、顔写真と名前の入ったSD章を胸に付け、医療現場スタッフの一員として実習に臨む。
式では、佐藤敬弘前大学大学院医学研究科長が「学生も医療チームの一員ということを改めて確認し、医療への気持ちを新たにしてほしい」とあいさつし、奥村謙学務委員長、花田勝美付属病院長が激励した。
続いて、花田病院長が学生代表の太田理恵さんにSD章を授与。太田さんは「人類への奉仕に自分の人生を捧げる」「患者の健康を第一の関心事とする」など7つの項目からなる「弘前大学医学部臨床実習生の誓い」を読み上げた。
【写真説明】花田病院長からSD章を授与される太田さん(左)