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川崎天然ガスが営業運転開始、東電に電力融通開始
新日本石油と東京ガスが1日から営業運転を始めた川崎天然ガス発電所(川崎市川崎区)は東京電力に電力融通を始めた。液化天然ガス(LNG)火力の同発電所は新日石と東京ガス子会社からLNG供給を受けるが、東電への融通分は東電が燃料を調達する。主に夜間など運転に余裕のある時間を活用するという。
柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市、刈羽村)の全面停止が続く東電では、今夏も供給力のひっ迫が予想される。そのため新日石、東ガス両社に対して電力融通の打診を続けていた。川崎天然ガスは電力小売り用の基幹電源として位置づけられているが、両社とも非常事態として要望に応じることにした。
同発電所は2号機が10月に運転開始した時点で出力87万7400キロワットとなる。どれだけの発電量が融通されるかは明らかにしていない。
(掲載日 2008年04月02日)