小沢民主党代表「暫定税率　道路財源に必要ない」　

　民主党の小沢一郎代表は１日の記者会見で、道路特定財源の揮発油税の暫定税率が同日から失効したことに関連し、「（暫定税率復活という）政府・自民党の言う通りにならなければ（年間）２兆６０００億円分の国民負担が軽くなる。国民の皆さんは混乱していない。物価高騰の中で、道路の財源としては暫定税率分はもはや必要ない」と述べた。

　また、菅直人代表代行は同日の常任幹事会で「暫定税率の期限切れで、ガソリンと軽油の値段が下がった。参院選で国民が（民主党に）投じた１票１票の力がこういうことを実現できると示せたのはよかった。これは大改革の突破口だ。今日は日本の政治構造を正していく意味で画期的な日だ」と強調した。

　また、野党４党国対委員長は同日の会談で、揮発油税を今後１０年間道路整備に充てるための「道路整備特別措置法案」について、福田康夫首相の道路問題に関する提案と矛盾することから、与党側に説明を求めていくことで一致した。