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四川省での僧侶拘束「572人に」 NGO発表

2008年04月02日01時44分

 【ニューデリー=小暮哲夫】インド北部ダラムサラの非政府組織(NGO)、チベット人権民主化センターは1日、中国治安当局による3月28、29両日の四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県にある僧院の捜索で、最終的に「僧侶572人が拘束された」と発表した。

 センターによると、治安部隊は僧院の各部屋をくまなく捜索し、携帯電話やカメラ、パソコンなどを持つ僧侶を、亡命チベット人勢力と通信をしていると疑い、拘束した。拘束された中には、10歳の修行僧もいたという。

 治安部隊はまた、僧侶らにチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の肖像画をまたぐように強制。祭壇内に置かれた宗教儀式で使う武器も、抗議行動で使われているとして押収したという。

 センターは「チベットの複数の情報源から得た信頼できるもの」としている。

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