2001年3月のお便り (TOP PAGEに戻る)
(3月31日 千葉の川上さんから)
こんばんは、27日から種まきしました。
27.28日は暖かくてよかったんですが、29.30.31日はまるで真冬の
寒さです。
たぶん発芽には温度がたらないと思います。
カビがでないといいですが、発芽率は下がると思います。
100c以下の播種量なのでだいじょうぶかな。
明日からは平年並みとのことなので一安心です。
自然を相手にすることはたいへんですね。
苗半作といいますから、とりあえず苗つくりに専念します。
では。
KAWAKAMI
satyan@jasmine.ocn.ne.jp.
(3月31日 千葉の斎藤さんから、
「関東の方は、緑肥が主流みたいですね」という、やまちゃんのメールに答えて)
ご無沙汰しております、千葉の齋藤です。年度末で勤め先で多忙であった為、返
信が遅れすいません。
千葉の方は、この所田植えが年々早くなっています、千葉鴨川市(房州の南端)で
は既に(3月中旬)田植えをした所があります、品種は「ふさおとめ」と言う早生種
です。我が上総地域でも田植えの準備全開て感じです、大体4月末には殆ど田植
え完了します。俺に言わせれば、そんなに急いで何の得があるのと言いたいね。
でも農家の悪い癖で、隣近所を気にして負けたくないと言う神経が働く、そんなくだ
らない神経を使うなら、もっと「安全で美味しい」米作りに神経を使えばと思う。
ところで「緑肥の件」
私は、有機栽培に切り替えて7年になりますが、始めは肥料効果を目的にレンゲ
を10a当たり4kgを播種していましたが、緑肥が除草効果があると農文協の現代
農業で知り、3年前から「サクラ早生」と「早生レンゲ」を各2kg混種しておりま
す。
※ 早生レンゲは普通のレンゲに比べ、我が地域で3月下旬から開花する。
緑肥の除草効果
正直、良くわからない。(色々やっているので何が効いたかわからない)しかし年々
雑草は確実少なくなって来てる。昨年は、実に良かった。動力カルチ・手取り除草
はまったくやらない、一部「オモダカ」が発生したが分げつ、収量には影響は無い。
今年も上手くいけばと思っているが、完全な除草技術が確立している訳ではない。
今まで、除草剤の使用を止めてから毎年草との戦い、当初の頃は稲が草に食わ
れ、分けつ出来ず10a当たり6俵て年もあった。常に妻から非難ゴウゴウ、しかし
一回農薬を使用したら無農薬の価値が半減する、必死で頑張っても雑草は強い。
良いと言う事は色々実行しても草は強い、しかし段々雑草の発生が少なくなり、昨
年は実に上手く行った。しかし田んぼの中には発芽を待っている種がいっぱいあ
ると考えられる。今年も知恵比べです。
肥培管理と除草対策
@ 収穫後、EMボカシを10a当たり約100kg施肥
A ハローで浅く耕転(ロータリーは使わない)
B 早生レンゲとサクラ早生を各2kg播種(9月下旬)
今年は、秋耕はせずに播種(半耕起)、起耕をしないとレンゲの発芽が悪い
C 年が明け、4月上旬にEMボカシを100kg施肥し入水後にハローで浅く緑肥
をすき込む。(どちらかと言うと、緑肥をなぎ倒すて感じ)
D 4月下旬に出来るだけ浅く代かき(中々浅く行かず、どちからと言うと年々土
が柔らかくなり深くなる感じ、だから今年は秋耕をしなかった。)
E 5月連休の後半に田植え(代かき約一週間後)
田植え機に除草剤(乳剤)用の点滴散布機を利用して、木酢液の原液を10a
当たり2.5リットルを同時散布
F 田植え一週間以内に生糠10a当たり約60kgを散布
G 田植え直後からし主茎10葉期まで出来るだけ深水で管理(最高水位約25
cm位、本来もっと深くしたいが畦の関係で)
H 苗はポット、約45日育苗で5.5葉、草丈15cmを坪当たり33株植え
I 後は収穫までは、水管理とEM活性液とEM3号液(光合成細菌)を流し込み
を2回位かな?、追肥はやらない。
J 昨年は、カメ虫が見えたので木酢液の300倍を2回散布
昨年はトロトロ層が厚く田植えに苦労した、フロートでトロトロな土を押し、植えた
苗を倒してしまい、低速での植付けとなった。しかしそのトロトロ層のお陰で雑草
の発芽を抑えてくれたのでは。
特にここ数年、ミンジコ、イトミミズ、エラミミズなどの小生物が大量に発生するよ
うなり、田んぼの観察が楽しくなった。(近隣の慣行農法の田んぼは、草も無く、
ミジンコなどもいなく、ただの透明の水、寂しいね。)
以上が栽培管理ですが、緑肥とか生ヌカがと単品で良いと言う訳では無いと思う
色々な対策してお互い相乗効果が結果的に雑草の発芽を抑えてくれるのでと感
じている。地域によって、各田んぼによってそれぞれ癖があるから微妙に違う。
色々な試みてそれを良く観察し、その繰り返しの結果何年か後に自分なりの除草
技術として確立すると思う。
今年も草に負けないよう、更なる知恵比べへの挑戦です。除草作業は辛い仕事で
す、特に手押しの株間除草機、手取りとなると最悪、でも草に負ければその作業は
待っている。
〒299-4301
千葉県長生郡一宮町一宮9122番地
齋藤 繁雄
TEL&FAX 0475-42-3665
めーる shigeo@mobar.ne.jp
(3月31日 福井の塚本さんからお便り「温湯浸法の試験、その後」)
『稲作科学の基礎』博友社、原著、Fundamentals of Crop Science(IRRI)を読んでいます。
インディカ稲は、加熱して休眠を破る際、大きな品種間差異があるようです。
種子は、乾燥熱なら死ぬことはないのですが、水分の蒸発が妨げられた状態で高温に長時間置かれると、死ぬ可能性があるようです。
私は、短時間の温湯処理(60度7分)で、発芽障害を起こす品種はないような気がしています。
品種間差異が出るのは、休眠打破です。黒米(もち)とコシヒカリは、休眠程度に差があることが、私の実験に出ていたのではと思います。
(3月31日 やまちゃん『やった、パイプを打ち込んだら、水が出たぞ』)
田んぼの隣に、農道をはさんで川があるので、ズルして、川の擁壁沿いにパイプを打ち込みました。
田んぼの表土の下、少し砂けのある粘土、ためしにつるはしで掘ってみると、固い固い、
「6メートルも打ち込めるかな?」と少し弱気になってしまいました。
間違いなく伏流水の層が在るだろうと思われる場所に打ち込みました。
2メートルほど打ち込んで、パイプの中に小石を落とすと、「ピチャン、ポヨヨーーーン」て音がします。
手押しポンプをギッコンギッコンやると、泥水が上がってきました。
手抜きで、「建設省が見たら怒るぞ」という声も聞こえますが、でもうれしいです。
5月にゴボウの種播きやサツマイモの定植、それから、真夏にはサトイモにかん水、秋には、ダイコン、ハクサイ,キャベツに散水チューブが大活躍してくれることを願っています。
(3月27日 北海道の三田村さんから「水田用除草機」)
ご無沙汰しております。
北海道の当地も雪解けが進み、田んぼの土も見え初めて来ました。
山下さんのホームページも除草以外の話題も豊富になって充実してきましたね。
農業共済新聞に水田除草剤の話題が載っていましたのでお知らせします。
生研機構・農業機械化研究所 http://www.brain.go.jp/の開発した機械です。
平成14年販売開始となっているようです。
北海道の大規模畑作ではトラクター直装の精密除草カルチにより、除草剤を使用せず手取り除草の省力化にも成功しています。
大規模に行う除草は、生物的除草に補えない分を当分の間機械に頼る事も必要かと思います。
一つの話題として情報提供します。
(3月29日 同じく三田村さんから)
この除草機の開発先は
生物系特定産業技術研究推進機構(生研機構、堤英隆理事長)・農業機械化研究所が
開発しました。
埼玉県大宮市に本部があります。ホームページがあるので参考に、
http://www.brain.go.jp/
条間を回転式のローターで撹拌除草。株間を揺動式のレーキで、表層の土を撹拌する方法。
揺動式のレーキは細く軟らかい材質で出来ているそうです。
6条、8条のタイプがあり、水田管理用の機械に取り付け出来ます。
8条タイプで一時間あたり33アールの能力があるそうです。
ふれあい体験農園みたむら
〒069−1211 北海道夕張郡由仁町岩内1614
三田村雅人
TEL/FAX 01238-7-3636
E-mail eco-farm@topaz.ocn.ne.jp
http://www1.ocn.ne.jp/~m-tomato/
(3月30日 やまちゃんから赤木さんへ)
うんにゃ、「企業秘密」などというと、妙におおものぶっていて、よくありません。
おおものたれと、おおものぶるは違います。
ちゃーんと、使用量と濃度を教えてください。
(3月29日 やまちゃんから赤木さんへ「クエン酸5キロお願い」)
リン酸のどえらい無知をさらけ出しちゃったね
クエン酸、僕も、今年は小分けでお願いします。
5キロ1550円てあったけど、5キロ2550円の方を送ってください。
あとで代金送ります。
最近のクエン酸は、澱粉を発酵させて作るらしいですね
(クエン酸については、こちら「資料室」へ)
(3月28日 福井の塚本さんから提案「転ばぬ先のつえ 温湯浸法」)
このホームページは「除草剤を使わない稲作り」ですが、このテーマに取り組んでおられる方なら、他の農薬も使わない努力をされていると思います。
イネ馬鹿苗病防除法に温湯浸法がありますが、この方法でたまに事故(失敗)が起こるようです。温湯浸法はこのホームページのテーマではないのですが、これからの失敗を防ぐために臨時に情報交換できたらと思いつき提案しました。
温湯浸法を実施されている方で、この品種は発芽障害があった、このようにしたら失敗したという例がありましたら教えていただけるとありがたいです。
私の場合、コシヒカリ、フクヒカリ、ミルキークィーン、黒米(もち)を温湯浸法処理しましたが、発芽は問題なしでした。
しかし、57度の処理では馬鹿苗病が発生しました。
(3月27日 山形の安部さんから「メールの件」)
山下様
春作業の忙しくなってきた頃と思います。
農業に関しての情報提供いつもありがとうございます。
今年3月をもって、大学を卒業することとなりました。
このメールアドレスもそれと同時に廃止となります。
(3月23日 やまちゃんから赤木さんへ「クエン酸はどうやってまくの?」)
(3月21日から23日にかけて、石川の若林さんとやまちゃんのメールのやりとり)
(やまちゃんから)
掲示板と、個人のメールの区別が必要とのご指摘、まったくそのとおりだと思って
はいるのですが、いざ実際問題になると、はて、どちらにしようと迷ってしまうの
も多々あるのです。大部分は、もしあれは個人的なメールだったんだよと指摘され
たときに、「ごめん、ごめん」と誤れば許されそうな場合は、そのまま掲載してしまっています。
きわめて、アバウトです。
同じ事は、除草剤を使わない稲つくりマップについても言えて、ある方が、「山下
さんが、自分の裁量で処理できる情報なら、そう思えるなら載せる形でどうだ。」
と言って来たのに、甘えて、適当にやっています。
さて、ここから本題です。
去年の秋に「大豆あとの田んぼで、米ぬか除草をやる予定だが、米ぬかをどれくら
いやろうか迷っている」との趣旨のメールをくれたことがありましたね。その後、
今年の方針はまとまってきましたか?
大豆後の窒素分はどれくらいとみなせばいいのでしょうか?
ひとくちに「米ぬか除草」といっても、いろいろあるみたいですね。代かき法、緑
肥、微生物、水管理などなどとの組み合わせで、一人一人個性があるように思われます。
同じように「米ぬか除草」をやっても、効く田んぼと効かない田んぼがあるのは
どうしてだろうか?
「現代農業」誌の編集者の方は、菌(微生物)の力の差が出ているのじゃないか
と、今のところ、考えているみたいです。僕は、自分の田んぼの菌の力を、まだまだ
それほど期待できそうに思えないので、@2回代かきで草を叩く、A水をためた状
態で、浅く、じゃぶじゃぶ代かきして、機械的にとろとろ層を作り出す、Bできる
だけ深水を保つ、など、その他の方法と併用を心がけています。
その上で、米ぬかをというわけですが、米ぬかは、かさがはって散布するのに体力
がいるので、動散で油粕を畦から散布する方法も取り入れようと思っています。
それは、米ぬかより油粕の方が分解が早いだろう、田植え後(散布後)すぐ分解を
はじめて、米ぬかにつなげてくれないかなという期待もあります。
若林さんは、クズ大豆を、肥料用に粉にされたそうですね。何かお考えがあっての
ことのように思われます。
今年の構想を教えていただけるとありがたいと思って、メールしました。
どうぞよろしく。
(若林さんから)
(米ぬかは)湿田では効くみたい。
また、田植え前にやるのがコツです。70%の威力
田植え後は30%ぐらいです。ピッチャーでいうと押さえぐらいですか。
やってみて下さい。
(やまちゃんから)
田植え前に散布だととても楽でいいのですが、具体的には、どんなやり方をする
のでしょうか?何日前?量?散布法?気をつけること、などなど
一番気がかりは、苗の下に米ぬかを押し込むことによって、苗がガスにあたらない
かということですが、その点は大丈夫でしょうか?
(若林さんから)
私は田植え後にやってみて数々の失敗をしました。
今年失敗したらかみさんにはたし状を突きつけられます。
解るというのと出来たというのは違う。
藤本さんから聞いた話を繰り返します。
私はまだ出来ていません。
荒起こしの時、上代20日前
クズ大豆30kg、焼き鶏糞30kg米糠60kgをまく。
水を張って荒起こしする。横
10日後中起こし。縦
10日後上代横起こし木酢2.5l
上代直後水をはったままで田植え。
施肥して田植えまで最低20日必要です。
この間にぼかされる。
起こす深さは、5cmです。
深いと除草効果ありません。
田植え時に魚汁21kgと(木酢50%+酢50%)を3lを施用する。
田植え7日後、米糠散布60kg+(クズ大豆20kg)
かっこの中は2つの情報があって混乱してる。
もう一回きかなくっちゃ。
(3月23日 岡山の赤木さんから「菜の花の芽が出た出た」)
(3月22日 熊本県八代市の岡さんから)
はじめまして、い草、水稲栽培農家です。
熊本県八代郡鏡町のおかと言います。 兵庫のヒロさんのページから来ました。 米は、8年前から、減農薬栽培しています。 八代で黒砂糖・酢農法と言う研究会でやってます。 会員13名で、米の他にこの研究会でトマト。メロン。ケール。キャベツ。白菜。い草。などに使用してがんばっています。 ところで、いま、有機栽培や、無農薬、減農薬栽培などのワラを探しています。 全国の方が畳の床(ワラ床)を探しています。 今、都会などで、アレルギーや化学物質過敏症の方々に必要な畳のワラ床がありません。 減農薬、無農薬の栽培のワラが欲しいそうです。 長ワラで稲を刈ってもらい、ワラのうえをくくって、立てた状態で乾燥して欲しいそうで す。そのワラを取りに来られるそうです。 アレルギーや過敏症の人たちは、防毒マスクなどされて生活されてるそうです。 有機栽培されてる方、又、近所に居られる方、 協力をお願いします。
今年の作付けからお願いしたいそうです。 ゆくゆくは、ネットワークで参加してもらい、ワラ+お米を生協に販売との考えだそうです。 連絡先 くわしくお聞きになりたい方、下記の方までよろしくお願いします。
熊本県八代郡鏡町宝出
ファミリーファームOKA 岡 初義 メール aijyooka@mocha.ocn.ne.jp URL http://www2.ocn.ne.jp/~farm-oka/
(3月19日 岡山の赤木さんから「木酢液、私のまき方」)
(3月18日 福島の佐藤さんから)
山下正範 さん、こんにちは。
適切なアドバイス有り難うございました。
これからカタログ取り寄せ検討してみます。今年は除草機を購入し、暑い、疲
れた、腹へった、と働きの悪い年代物の手押し田車を引退させたいと思っています。
>田植え後、苗のまだ小さいうちに、てんぷら油を流し込むことなど、ゆめゆめお考え
>めさらぬように。・・・・
全滅とはやまちゃんも、なかなか研究熱心なんですね。私も稲と雑草の共存を
研究をしたことがあります。(*_*)\バキッ!!。失敗してもいろいろ工夫し
ながらの稲作はたのしいですね。私も報告できるような結果が出ましたら失敗
も含めて報告したいと思いますので宜しくお願いします。
今年は天ぷら廃油を噴霧器で畦で待機しているイネミズゾウ虫にかけてみます
油まみれのゾウ虫。ん〜効果あるかな。
yoshi
(3月17日 塚本さんから、ワープロ原稿が届きました。塚本さん、近々PC購入の予定とか。楽しみにしてまーす)
今年の計画
平成13年3月15日 塚本道夫
課題1、緑肥鋤込みがクログワイに効果があるか確認
操作 昨年より荒代から本代の期間を長くしてみる。
(昨年)
緑肥鋤込み −−−−−−−−→ 荒代 −−−−−−−−−→ 本代
湛水 湛水
4月28日 (11日間) 5月9日 (3日間) 5月12日
(今年)
緑肥鋤込み・荒代−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−→ 本代
(翌日に) 湛水
(15日間)
課題2、菜種油粕のコナギに対する効果の確認
操作 田植え後10日はどに、菜種の油粕40Kg.(10a当たり)散布
昨年 水が赤くなり濁った。田植え後30目に、コナギが消えていた。
今年 同じことをして同じ絃果を得るか確認。再現性があるか?
課題3、草を発芽させてから本代をかく
操作
荒代 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−→ 本代
草を発芽させる
ごく浅い水管理(15日〜20日)
目的
ドライブハロウがなくてもロータリーだけで可能か?
土の表面5センチの代かきは柴しいのでもう少し深くても効果的な方法は?
課題4 田植え前の土の表面の草取り装置を考案する。ドライブハロウの代わりです。
最後にうだうだ
去年は除草対策で死にそうになりました。いや、死んでもいいと思ってやりました。それくらいでないと作業が間に合わなかった。今年は余計なものがかなりとれてすっきりしました。去年頑張った甲斐があったというものです。今から今年はどうなるか、ドキドキしています。まさに祈るような気持ちです。この結果は6月末になるでしょう。
(3月17日 やまちゃんのひとりごと)
赤木さんに「だまされたと思って、今年は木酢液やってみます。結果が楽しみ」って、メール送ったら、
赤木さんから「多くのお百姓がこの夏少しでも楽ができたらいいなと思って、思いつくままうだうだ話を送っています。机上の理論ではなく、自分で実際に作業したり試した内容とはいえ、たくさんの人に読まれていると思うと、すこし怖いような気もします。自分のようなものがこんなおおものたれて(大きなことを言って)だいじょうぶなんかいな。いまに別の理論でひっくりかえされるのとちゃうか、てなことを思うんであります。ま、その日までしっかりおおものたれておきましょう。」てな、返事が返ってきました。
HPには内緒のメールのやりとりだったのですが、僕は、赤木さんの心意気に、メールならぬエールを送りたいなと思っています。
きっと、赤木さんに「だまされて」、代かき後すぐに木酢腋とそのパワーアップ材「クエン酸」をやってみる人が、かなり出てくるとにらんでいます。
果たして、代かき1〜3日で発芽するといわれるコナギに効果があるのか?
それは、赤木さんの田んぼだけの現象に終わるのか、
それとも「おらが田んぼでも効いたよ」というお便りが寄せられてくるのか?
とっても、楽しみです。
さて、そのコナギ、僕は、6月に入ってから田植えをすれば、
さほど、問題にはならないのじゃないかと思っています。
2,3の人からその情報をもらっています。
もうちょっと情報が集まれば、たしかなことがいえそうな気がするのですが。
去年の僕の経験では、ドライブハローで代かきした時、畦際はどうしても残るのですが、
2回目の代かきで残った部分に、びっしりコナギが生えていた田んぼがあったのです。
まん中どころは、言うほどのことはなかったです。
さてさて、木酢液2,5リットルははどうやって散布しよう?
鯖江の藤本さんは、原液でやることっていってたなあ。薄めちゃだめだって。
ひとりごとついでに、もうちょっと。
液体マルチ(活性炭の墨マルチ)、田んぼの水を真っ黒にして雑草を抑えようというやつ
米ぬかとあわせて使ってやろうか、と、だれでも考えそうなことですよね。
ところが、どうも、米ぬかの微生物が活性炭を食ってしまうのか、濁りが薄まるのが早いらしい。
菌のいっぱい住み着いている田んぼほど、濁りの消えるのが早いらしい。
いやいや、これはおもしろい。
しかし、大日精化工業の中村さん、液体マルチの営業マンだけど、この人も面白い人です。
今年のテーマは、液体マルチと米ぬかをどう併用するかです、と言っていました。
各地の成功例、失敗例をいっぱい集めて、情報交換したいのです、とも。
そうすることによって、一段とレベルアップするはずですと。
(3月15日 岡山の赤木さんから『木酢液の除草の仕組みについて』)
(3月14日 長野のてんけいさんから)
山さん、ちわっす!
長野のてんけいです。
山さんも大変、忙しいのに僕たちのために、
いろいろとアドバイスや助言をいただいてありがとうございました。
山さんやのダライヤマさんの
一言で本当、気が楽になりました。
かみさんの出産が終わるまでは、
しばらくパソコンもほどほどにして、
息子とたくさん遊んであげようと思います。
本当にありがとうございました。
てんけい農園 小宮山 天経・奈穂
tenkei.nouen@nifty.com
http://homepage1.nifty.com/tenkeinouen
(3月14日 福島の佐藤さんから『アンケート調査票送ります』)
こんにちは やまちゃん。はじめまして。
アンケート調査票送ります。
[]名前 佐藤美久 [*]名前 yoshi
[*]住所1 福島県
[]住所2 福島市方木田字稲荷塚12 [*]住所2 福島市
[]勤務先 会社員
[]TEL(FAX)024-439-7988
[*]Eメール JBD04425@nifty.ne.jp
>@ 経営内容
昭和59年から道楽で5qはなれた山間の水田50aにコシヒカリとコガネモ
チを作付けしてます。とれた米は知り合いへの贈答用と縁故米になります。山
間部のためいろいろと手間がかかり、未だに道楽の域から抜けきれず本業の収
入を田圃に注ぎ込んでいます。まあ健康維持のためと思ってがんばっています。
>A 除草剤を使わずに稲を作っている田んぼはありますか。
試験用に6aと2aの2枚は完全無農薬です。
>B いつ頃から取り組み始めましたか。また、その動機(きっかけ、思い)などを教え
> てください
たぶん5年ぐらい前だと思います。低農薬米、無農薬米、有機米の表示基準に
ついて話題になった頃です。米づくりを始めた時から自分の食べる米は無農薬
で作りたいと思っていますが、まだ除草剤だけは未だにやめられません。
>C どんなやりかたをしていますか。
手押し田車を9葉期に1回、押すだけです。あとは草は見ないようにしてます
当然、草のほうが稲より元気です。ポット苗なので消えることはありませんが。
昨年から、米糠除草を試みていますが、いまいちです。
畦マルチで深水にもしていますが水保ちが良くないので水深20pが限度です。
>D あなたの工夫しているところは、どんなところですか。
除草に関しては残念ながら、今のところありません。
>E また、あなたが苦労していること、相談したいことなどがあれば教えてください。
私の田圃は山間部にありイネミズゾウ虫が大発生します(6月下旬にはなぜか
少なくなります)。昨年はガスバーナーで畦の草焼きを試みましたが、報告で
きるような効果は得られませんでした。それからイネミズゾウ虫は篠竹、スス
キ、芝草に多く見られ畦のイネミズゾウ虫たちは田植えの翌日には畦ぎわの苗
に移動し1株あたり10頭近く見られます。イネの葉はたちまち食べ尽くされ、
分けつも少な目で茎が細めになってしまいます。今年から畦の篠竹、ススキ、
芝草の撲滅作戦を展開してます。
昨年の現代農業に食用油によるイネミズゾウ虫防除記事が載っておりましたが、
誰か実践された方おりますか?除草に使って苗がとろける記事もありましたし、
大雨で流されたらちょっと心配です。
>F やりたいこと、訴えたいこと、聞いてほしいこと
以前無農薬に関する本だったと思うのですが、農薬とは農業用毒薬のことであ
り毒が抜けていると書いておられました。田圃になるべく毒薬をまき散らしさ
ないようにしたいと思います。現在、除草剤のみ基準使用量の1/2を使用し
ていますが、完全無農薬米へ向け少しずつ移行したいと思っております。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
質問1
>(7月5日 By世話人)
>溝切器を押した.
>石川県の方が開発されたもので、湿田用、大島農機.水を張った状態で溝切ができるの>
>で、3年前から使っています.
と、「うだうだ話のページ」にありますが、ふつうの溝切り機とどのような構
造の違いがあるのですか?もしかして「溝切器」ですから手押しですか?
質問2
今年は除草機を購入したいと思っております。特に今、目を付けているのは太
昭農工機「ミニエース」とミニエースがベースで4輪駆動センター駆動に対し
サイド駆動にして間隔調整可能とした小関農機(株)(山形県)の「ミニエー
スK」です。一般メーカー製との比較、特徴、欠点など教えていただけないで
しょうか。また太昭農工機の住所をおしえてください。
*「ミニエースK」 日本農業新聞より
ミニエース(太昭農工機)がベースで4輪駆動センター駆動に対しサイ
ド駆動にして間隔調整可能とした。共同開発 高畠有機農業研究会(大
河原会長) 16kg12万円
小関農機(株) 山形県東村山郡中山町 TEL0236−62−3037
何かとお世話になりますが
今後とも宜しくお願いします。
では失礼します。
(やまちゃんからさとうさんへ)
@
富山県氷見郡の農家が開発したものを,大島農機が販売。
動力は,草刈機を改造。
溝堀部分は,塩ビ(180ミリ?)のパイプに泥跳ね飛ばしのパイプがついています。
湛水状態で使います。泥と水を,泥水を飛ばすことによって,U字型(半円型)の溝が掘れます。できるだけ中干ししたくなかったので,同じ買うならと購入しました。
ただ,去年は、半不耕起にして,泥の表面にわらなどの残渣が残っていたので,それも一緒に跳ね飛ばして,まわりの稲を痛めてしまいました。
(3月11日 小野玲一さんから)
私はサラリーマンで米つくりはその間にやっていますから熱心とはいえません。
田は20a(休耕を入れれば30aです)。化学肥料や農薬は不自然と思い、
農薬は10年以上使っていませんし肥料はなるべくEMを活用しています。
それでも除草には大変苦労していますのでまた除草剤を使うようになりました。
なんとか継続して除草剤を使わずに除草できるようになりたいと思っていま
す。
------------------------
小野玲一
Tel.No : 086-428-0881
e-mail : reiono@par.odn.ne.jp
------------------------
(3月13日 同じく,倉敷の小野さんから)
早速お便りありがとうございます。ご質問にお答えします。
@私のメール公開してもらってもかまいません。
私のほうでなにかできたらメールを入れたいとは思いますが、
今のところは皆さんの沢山の経験を勉強させてもらっているところです。
A私の住所は、
〒710-0027岡山県倉敷市西田485-2
B百姓マップに掲載はかまいませんが皆さんほど熱心ではないので
恥ずかしいです。
(何かやろうと思っても本来サラリーマンですから、いつも取りやめにして
しまう横着な自分に嫌気がさしています。)
以上です。
(3月13日 岡山の赤木さんから『菜の花畑から環境問題を考えるのだ』)
(3月12日 福井の塚本道夫さんからお手紙)
(〒919−15 福井県遠敷郡上中町日笠12−4 TEL、FAX 0770−57−1475)
「空散地域の人にとっては重要なことなので,HPに載せてください。
この件でお困りの方には,知らせてあげてください」
お届けした『平成13年度農林水産航空事業の推進方針』は,通達ではありませんが,このような文書です。
有機栽培の圃場に空散の農薬が飛散しないよう,圃場の周辺に除外区を設定することになります。
平成13年度農林水産航空事業の推進方針
(原文はB5用紙2枚と,やや長いので,関係部分のみコピーしました。
全文が必要な方は,塚本さんか山下までご連絡ください。山下註)
我が国の食料・農業・農村は、食料自給率の低下、担い手の減少と高齢化の進展等困難
な問題が生じている一方、食料の安定供給に対する要請や多面的機能の発揮に対する期待
が高まっている.こうした状況に対応すべく食料・農業・農村基本法及び同法に基づく食
料・農業・農村基本計画が定められたところであるが、食料の安定供給の確保、多面的機
健の発揮、農業の持続的な発展、農村の振興の基本理念に基づく施策を着実に推進してい
くことが重要な課題となっている。
このような中で、ヘリコプターの病害虫防除や水稲直播への利用は、担い手農家等の病
害虫防除コストの低減、労働力の軽減、いもち病等地域全体で発生する病害虫の一斉防除
等の推進に寄与する技術として、今後ともますますその重要性を増すものと考えられる.
しかし、環境に関する社会的関心の帯まり、農村部における住宅地域の拡大、栽培様式
の多様化など、作業環境の変化が生じており、今後とも、より一層適切かつ確実な事業実
施が重要となっていくものと考えられる. _
このため、「鳥林水産航空事業実施指導要領」(昭和40年5月11日付け40農政B第
901号農林事務次官通知)及び「航空機を利用して行う農薬の散布に関する安全使用基
準」(平成4年11月30日農林水産省公表)を踏まえつつ、関係者一同の連鋳強化の下に、
特に、次の事項に留意し、円滑な事業の推進を図る.
1「農林水産航空事業実施指導要領」の2に定める県対策協議会及び地区対策協議会
等の機能の充実
(1)県対策協態会においては、(略)
(2)地区対策協議会においては、
@(略) ・
A 航空防除実施区域周辺を含む地理的状況、農業地域における住宅地の混在、転
作田の混在等の作業環境に係る変化に十分対応できるよう、散布区域及び散布除
外区域、散布剤型等についての十分な検討を行う.
また、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(昭和25年
法律第175・号)に基づき有機農産物に関する認証制度が創設され、平成13年
4月から有機表示の規制が開始されることを踏まえ、有機農産物の生産を希望す
る農家に十分配慮しつつ、散布区域、散布除外区域、散布方法等についての検討
を行う。
B (以下,略)
2 事業実施に当たっての留意事項
事業を実施するに当たっては、以下の事項を遵守するものとする.特に、航空機事
故及び農薬による危害の防止のため、危険個所を示す正確な地図の作製、危険個所を
示す標織旗等の確実な位置等の対策の徹底を図ること。
(1)〜(5) (略)
(6)農薬による危害防止のため、引き続き以下の対策を着実に実施する。
@〜B (略)
C 航空防除実施区域周辺において、飛来する農来が原因となって有機農産物に関
する認証が受けられなくなる等の防除対象以外の農作物への損害が生じないため
に必要な措置の徹底
特に、天候等により実施時間を変更する場合や補正散布を行う場合は、その旨を
直ちに関係者へ連絡するとともに、地域住民に対し周知し、誘導員・監視員の適正
な配置の一層の徹底を図る. ●
(7)環境保全に十分配慮した航空防除を実施するため、航空会社、実施団体等閑係者
の連携を強化する.特に、水質保全の観点から、農薬の取扱いに十分留意し,薬剤
の空容器、.残液等の適切な処理を行う。
(8)事業を実施する際には、有機農産物の生産を希望する農家等の関係者からの要望
があった場合に提供できるよう、従前と同様、散布地図、作業記録等の関係資料の
整備を行う.
3 農業用無人ヘリコプターの利用の推進(略)
(3月12日 沖縄西表島の石原昌武さんからお手紙)
私は,日本の南の端,西表島で有機農法(無農薬,無除草剤,無化学肥料)による自給(30アール)の稲作りを,6年ほどやってきましたが,雑草対策で苦闘しております。
ここは,基盤整備のされていない,川の水か,天水に頼った米作りをしていますが,今年は雨が少なく,もうすでにあちこちで田植えが始まり,3月20日頃には終わってなければなりませんが,いまだに田かきができない状態です。
山下様が,除草剤を使わない稲作りをしていることを知り,多いに学びたいと思います。
資料をお送りください。
3月7日 西表島 石原昌武
(3月11日 岡山の赤木さんから)
(3月10日 岐阜の山ちゃんから「ついに発見!」)
やった!ついに指名手配のクズ大豆を緊急逮捕しました!(笑)
キロ10円以下で現在拘束中。その量、なんと 4トン!
!グハハ・・
後日トラック借りて身柄を引き受けに行きます。
やまちゃん、もしお試しになりたい方がいらしたら
一度御連絡ください。でも送料の方が高くなりそう・
(3月9日 長野のてんけいさんから)
山さん、こんばんは。
マップづくりどんどん進行していますね。
長野版にはのっけていただきありがとうございます。
マップはけんけい農園となっていました。正しくはてんけい農園です。
でも、けんけい農園の方がうけるかも(笑)
ところで、この前に肥料やに行ったときに、お茶の実の粉末があったのですが、20
キロ2000円。これには、サポニンの成分があるとのことでしたが、くず大豆と同
じ効果が期待できるのでしょうか?
最近、なんかへこたれてます。有機といっても、自分で農薬と化学肥料は使わないだ
けで、鶏糞は外国産のえさに多頭飼育もの、種も消毒済み、米ぬかだって慣行のもの
を使うし、矛盾だらけっす。
(やまちゃんから皆さんへ)
「てんけいさんの悩み、とても切実で,人ごとではないので、彼の「てんけい通信」から、コピーして掲載します。」
「てんけいさん、しかし、僕は、自分に無理のないやり方、結果的にはいいかげんにやっていくのだ」)
3月4日、長野県の臼田町で行われた種苗交換会に参加しました。
専業農家から、家庭菜園の方まで、50人ほど集まっていました。
現在、日本の農家の多くは、(私もそうですが)種苗会社から種子を買って
います。しかし、ここに集まる方々は、たとえわずかな量でも、自分で種を
採り、自分の暮らす地域・風土・土壌に合った品種に選抜していこうと
頑張っています。豆類や穀物は種子を食べるので、それほど苦労しなくて
も自家採取はできますが、他の野菜などは長い間、畑に置いておき、花が
咲き、実をつけるまで待つというのは、私にとってはなかなか実現できず
にいます。
しかし、昔の農家では門外不出と言われるくらいに、大事に種を採り続け
てきました。そして、姿や形、味から自分に合ったものを、選抜してきたので
す。
当日の講師だった自然農法センターの中河原さんは、今の農家は種を
播き、収穫までの作業で終わっているが、本来は種を採るところまでの作業
をしていくことが、大切だといっていました。そうした、一生を見届けていく
なかに、栽培技術のヒントがあるし、それが百姓だと言っていました。
農業も生産効率を求めるあまり、分業化してしまい、生産体制のみを重視
していますが、中河原さんのお話は身が引き締まる思いでした。
また、もう一人の講師で30年近く、茨城で有機農業をしてきた魚住さん
は、種を制する者は世界を制す、これからは種を農家が守っていかねば
ならない時代といっていました。魚住さんは、鶏600羽を平飼いで育て、
3ヘクタールの畑を耕作しながら、4人の子育てをしていて、週に1回は
子供たちとサッカーをする時間を作っているといっていました。
会うまでは仙人のようなイメージを想像していたけど、ぜんぜんイメージ
とは違いました。有機農家でサッカーチームを作り、交流試合もしている
そうで、人を和ませ、元気にしてくれる人だった。
僕も有機農業を始めて6年になるけど、自分の手で農薬と化学肥料を
使わないけれど、鶏糞もぼかし肥料も種子もほとんどを購入している。
その鶏糞も平飼いの国産のえさを食べている鶏の糞ならいいけど、
多頭飼育と外国産のえさを食べている鶏の糞である。種子も購入した時点
であらかじめ種子消毒がしてある。純粋にこだわっていけば、自分で鶏を
飼い、種子も自分で採っていけばいいのだろうけど、今の自分にはとても
現実的には無理である。純度を求めていくことと、効率を求めていくことを
重ね合わせた位置が、今の僕の位置。
なかには、肥料もやらない、耕しもしない、草を刈っては敷いていく、
自然農法を実践している人とも話をしました。効率よりも、より矛盾の少ない
実践に挑戦していることはすごいことだと思った。
僕は農薬と化学肥料を使わない中で、ある程度の生産効率をあげなが
ら、矛盾を減らしていきたい。肥料も自給し、家畜のえさも自給していけれ
ばいいけど、まだまだそこまでの域には届かない。でも夢だな。牛や鶏も
飼いながら、畑や田んぼと循環させていけたら。そして、パンやチーズも
作ったりできたら。
有機認証について2
先週号で認証を取ろうと動き出した話をしました。
消費者の方々や自然食品店の方からも、認証はなくても信頼関係がある
のだから「有機」の表示にこだわらなくてもいいのではと嬉しいメッセージを
いただきました。また、認証を取得しない方向で、真面目に取り組んでいる
百姓の先輩や認証取得をした百姓の先輩からも、励ましをいただきました。
本当にありがとうございました。
てんけい農園では自主基準を打ち出し農場見学会を行ったりしながら、
自主的に情報公開してきたことは、間違いではなかったと確信しました。
ただ、他の出荷先としてスーパー・流通では、各所から認証を取ってほし
いとの要望も強い。
有機認証制度は、海外の有機農業団体の圧力と流通や店頭の有機の
あいまいな表示に釘をさす、形ではじまった制度のように思うが、農水省
は何の支援策や有機農業の方向性もないまま、認証のコスト負担を生産
者に押し付けていて、僕なんかただでさえ暮らしていくのがやっとなのに、
金を払ってまで「有機」の表示の権利を取得せねばならないなんて。
長野の百姓仲間も有機認証に取り組もうという人は多い。
その多くは私の気持ちと同じで、賛成ではないがやむおえないと。
僕も正直いって複雑だ。この問題に多くの時間を割いている自分が情け
ない。有機認証を取得することよりも、もっとやるべきことがたくさんある
のに。そんな気持もする。
多くの不満が残るままの制度化だが、この制度に対して関わっていくな
かで、改善していくこともできるかもしれない。有機農業を広がりを持たせて
いくには、認証に対応する柔軟性もこれからは必要なのかもしれない。
情報公開の面では何の問題もない、日々の記録をより細分化する作業
は大変だが、必要である。そして、第三者の確認も必要だと思う。
ただ、認証を取って、安全である部分ばかりに重点を置いていれば、
瞬く間に日本よりも基準の厳しい外国のオーガニック野菜・食品が安い
価格で押し寄せてくるだろう。なぜ日本に農業が必要なのかということを
僕たち百姓が真剣に考え、消費者に伝え、理解してもらわなくてはなら
ない。この部分なくして、 付加価値や差別化の商品的要素だけでは、
将来は開かれないと見ています。
僕が文章や言葉で千の事を語るより、消費者の人に田んぼや畑に来て
もらい、美味しい空気を吸い、土に触れ、野菜や米が育つのを見たり、
収穫したり、手伝ったりするなかで、自然っていいな。農業って素敵だなっ
て思ってもらえることの方がはるかに意味があると思います。
情報公開や認証は通過点。その気持は持ちつづけたいと思います。
認証取得に必要な生産管理行程者・格付責任者になるための講習を受け
ました。
(3月13日 てんけいさんのその後,まぐまぐ通信で配送された『てんけい通信』を,
農園便りのページに収録しました。興味のある方ご覧ください)
(3月7日 石川の若林さんから)
赤木歳通 様へ
こんにちは、お久しぶりです。お元気ですか。(クイズ この元気も果物と関係す
る。どうしてか。)解った人はメール下さい。
>>せんだんの実送りました。80円では25gですが、10円足すと50gまで送れます。
>>10円サービスしておきました。
私も欲しい。少しでいい。送って欲しい。試験に使う予定。
>>せんだんの実を10リットルほど拾ってきました。
>>石でかまどを築いてぼちぼちにやってみます。
>>台所で煎じると、おそらく臭くて叱られそうです。
そうか。私もぜひやってみたい。
>> これから食用クエン酸の使用について私の考えや、使用例を書きます。
>>多くの仲間に知ってもらい、意見を聞かせていただき、1つの技術として磨きがか
>>かればいいなあと思います。
>>田植え前後に籾酢液を2.5リットルを2回計5リットル散布していますが、けっこう
>>量が要ります。こなぎの芽をたたくメカニズムを考えると、ク
>>エン酸の活用もできるんじゃないかと考えています。
こなぎきえますか。
>>籾酢を半分にして食用クエン酸を反当300gほど(坪当たり1g)添加してやれば、
>>籾酢は半分で済むように思います。
>>こなぎをはじめとする水生雑草の多い田には、木酢液とクエン酸の組み合わせを考
>>えてはどうでしょうか。
>>やってみてはいませんが、今年の課題にしています。
ぜひ対応の結果がしりたいです。ところで、籾酢ってなんですか。どうやってつく
るの。
>>野菜や苗代には10年来使っています。食酢(中身は酢酸)やクエン酸に含まれるカ
>>ルボキシル基COOHは、植物の葉の表面にあるクチクラ層を強くして、病原菌の侵入
>>を防ぐ作用があります。
そうか、勉強になった。
玄米酢・焼酎・
うまそう。
>>食用クエン酸・木酢液・時にブドウ糖なども加えて、背負い動噴でじゃんじゃんか
>>けています。
>>食用クエン酸は40kg袋で買えばけっこう安く手にいります。
そうですか。面白い。
食用クエン酸より安い天然酢はありませんか?安くて酢になるものはありませんか。
>>ここで問題は、クエン酸の扱いです。食用とはいえ工業的に化学合成した薬品です。
>>身の回りの多くの食品に酸味料としてつかわれていますが、有機農産物の立場から
>>みると、工業化学薬品を使用したことになるのです。
>>私個人の考えは、いまさらなにを・・です。
食品添加物はJASに申請すれば通ると思います。
以前ふくらし粉でうどんこ病の農薬としてJASに通った企業(明治)の例がある。
>>そんなこといってたらサイダーもオロナミンCも飲めなくなります。
そうです。本当は危ないと思います。
私は果物専門ですが、
果物の中のビタミンCと、合成物質のビタミンC(アスコルビン酸ナトリウム)とは違います。
どう。ちがうかって。
それは、ミサイルに例えると、ジャイロの無いミサイルとジャイロのあるミサイル
とは、中身の燃料は同じでも、飛んで行く方向がまったくちがう。
自然物にはミサイルの発射台や、ジャイロや時計のようなものがあって、何時、ど
んなときに効くか決まっています。
すべて関連されたプログラムが動いています。
ちょうど人間の全ての細胞にDNA遺伝子があって、どこからでもどんな細胞でも人間
に作れそうですが、
DNAのスイッチが入らないと分裂もしないし、文化もしない。神経細胞になった
り、腸の細胞になったりする。
目になったり、骨になったりする。自己保持のためのプログラムが動いています。
本当は疲労しくたびれたら果物がほしくなる。(ビタミンCが欠乏する。)
ビタミンCは、活性酸素を消去するために自ら変質したビタミンEを元のビタミンE
に戻す働きがある。
ビタミンCがなかったら変質したままで、次ぎに活性酸素が発生しても消去出来ません。
くたびれるというのは、活性酸素が消去出来ない状態です。
ところが、人間と、高等なサルだけがビタミンCを合成出来ない。
酵母や大腸菌、猫、犬、牛、ゴキブリ、みんなビタミンCが合成出きるのに人間が合
成出来ないのはなぜか。
これは推測ですが、
進化の途中で、森林生活が長く、森の果実を食べていた。
有り余るビタミンCがあったからだろう。
だから、体のDNAの中には、おそらくビタミンCを合成する遺伝子が入っているだろ
うけれど、
人の場合スイッチが入らない忘れている可能性がある。
このように体の中には忘れている遺伝子がいっぱいある。
何時、何処でスイッチを入れるかです。
自分で勝手に入れる訳にもいかない。
もし勝手にスイッチが入れられたら良い場合と悪い場合が出てくる。
忘れたと言う場合も当然ある。
ヨガとか、断食すると忘れた遺伝子のスイッチがオンになるのかも。
ついでに、クローン人間と、自然の行為の中から世に出てこられた人とは、サルと
人間ほどの違いがある。
生物体はサルから進化しても、人とは何か、魂とはなにか。
となり、前世はあるか、来世はあるか。
なんで有機農法をやっているのか。
そんなに自分を攻めて人は喜ぶか。
なんのメリットがあるか。となって。
最後は、。。様とは何か、アインシュタインの叫んだ宇宙意志とは何か。
まで行かざるを得ない。
さらに、有機農法を突き進んでゆくと。
人とは何か、自分は何をなすためにこの世に生まれたのか。
自分に与えられた目的とはなにか。使命とは何か。
そもそも、自分とはなにか。なにものか。もっと進むと。
なぜ、こんなことが気になるのか。
疑問が疑問を呼び、みなさんもおそらく人にきかれたらなりゆきを説明されると思
いますが・・・、
平慈くんは、はっきりいって、他のひとより暇なのです。 バカボン
の世界か。(笑)
話しが別の所へいってしまったが、病気の人にお見舞いで果物を持っていったり
、
遠くから来られたくたびれた客人に、くだものを山盛りにしてウェルカム
の意味にことさらくだものを使うのも理由があるのです。
お見合いの相手に お歳暮に、サイダーや、オロナミンCを出したり送ったりし
ますか?
師匠にカロリーメイトおくりますか?
自然物と合成物はまったく異なるのです。
何でも与えればいいというものと違います。
でも、ビタミンCが欠乏している人にはやはり薬でも与えないよりは与えた方がよ
い。
今の若者は果物よりアスコルビン酸ナトリウムをとっている。
これでいいのかは、今後問題になると思う。いや、なっているのかもしれない。
無軌道な社会現象として。
オロナミンCでもこんなに書かなければいけない。
クエン酸はクエン酸回路があって、エネルギーを取り出す。ATPが・・・・・・
(おいおい今日はそこまで暇でない。) バカボン
発ガン性のある木酢でも許可になっているのだから、農薬でなく、
土壌改良資材のところで書けばJASには問題はないと思われる。(OK)
除草にクエン酸を使うといったら ぶ ぶー です。(笑い) ・・・・
・申請して許可されているか?となる。
話しはくどくなるが、センダンの葉や実と精製したニームオイルの違い。
または、海の塩とNaClの違い。と思います。
神戸の無農薬のお米を扱っている米屋さんから聞きました。
最後は食味計の数値ではない。お米を作っていらっしゃる方の人間味なのだと。
すなわち
自分の息子にどんなお米を食べさせたいかである。
これが、heiji君の遺伝子から聞いた答えである。
@by heiji
(若林さんから、翌朝、追伸「訂正します」)
メールを送って一晩考えました。
やはり引っかかりますね。
ねられません。
人からみれば、ぐっすりねているのですが、
昨晩は自分なりに考察しましたが、
>
ま、JASはともあれ除草にクエン酸を利用する発想は悪くはないと思うんだがな
> あ。100パーセント民間技術です。
> こっちの意見も聞かせてお願い。
>
> 発ガン性のある木酢でも許可になっているのだから、
ここからの部分です。
農薬でなく、
> 土壌改良資材のところで書けばJASには問題はないと思われる。(OK)
信条的にはそのとおりですが、
ひょっとして、OKでないかもしれない。
実際だれか申請して許可されているか?
現在許可されているかとなると疑問が残る。
正式には申請が必要です。食品添加物だから、許可されると思いますが、
だれが申請するか、食品会社は申請なんかしないかも。
JAS関連の農薬会社の儲け話しに発展するかも。
また、試験場サイドから考えると
逆に、クエン酸はJAS関連の農薬になるかも。
効果があれば、試験場でも正式に試験する必要があるかもしれない。
>
除草にクエン酸を使うといったら ぶ ぶー です。(笑い) ・・・・
> ・申請して許可されているか?となる。
あいまいにするなら。改良資材のところには、有機酸とでも書いてクエン酸とは
書かない方がよい。
というより、
正式に担当者へ相談し、どんな風に書いたらよいか聞くのも手かも。
まあ、法律というのはこんなことがあって、発展、進展するのかも。
ごめん訂正させて頂きました。
(若林さんへ、ごめん、訂正前のもなかなか面白いので、あわせて載せました Byやまちゃん)
(3月7日 岐阜の山ちゃんから「カメムシ」「イノシシ」)
やまちゃん、赤木さん、いろんな事を教えていたきありがとうございました。
除草もそうですが、ほんとカメムシとイノシシには参っています。
どちらも増え続けているのは山奥で離農、耕作放棄が相次いだことが原因だと思います。
「イノシシ」
赤木さんの教えて下さった方法とはちょっと違うのですが、4年前増えつづけるイノシシに対抗しようと、
木酢液を原液のまま畦をぐるりと一周ダバダバ撒いたことがありました。
ところが誠に残念ながら全く効果なしでした。イノシシは鼻がいいと聞いていたのに。。。
さて、そして、ところで、先日NHKのクローズアップ現代でイノシシ撃退の特集してました。
その中で木酢液も出てきました。
木酢液をイノシシのいる檻の中で垂らしてみるとイノシシはどういう反応をするかという実験です。
腰を抜かすほど驚きました。
なんとイノシシが木酢液を垂らした地面に背中や腹、体中を喜んで擦り付け遊んでいるではないですか!
喜んでと言いましたが少なくても私には喜んで遊んでいるように見えるほどの擦り付け方でした。
と言うことは・・・あたしゃ、畦にダバダバ撒いた木酢液でイノシシを呼び込んでいたのか??
他にも1m20cmの柵を飛び越えるイノシシがいたりしてビックリ〜。
今まで有刺鉄線を3重にしても飛び越えられ、強化ネットは食いちぎられ、ラジオや爆竹の音も効果なし、
人の匂いがする案山子を立てましたがこれも効果なし。
脅しに仲間のイノシシの毛皮を置いてもダメ。
カンテラの火は最初からダメ。
多くのお客さんが教えて下さった人の髪の毛を置くのも効いて3〜4日。
挙句の果てに、軍隊が使う催涙ガスを固形化した煎餅状の高価な最新兵器投入も玉砕。
まさに私のイノシシとの戦いは玉砕の歴史でもあります。
本当に収穫直前でやられて口惜しくて泣いてしまったことも一度や二度ではありません。
そして最終兵器はやはり電気僕柵でした。
ニュージーランド製の強烈な奴(本来は鹿用)です。
実はイノシシのより前に知らずに感電して自分がぶっ飛んでしまいました。
死ぬかと思った。
それでもイノシシはよほど口惜しかったのか電線の下が直径50cm程丸々掘っています。
ちなみにポールもニュージーランド製で、
元を足で踏むだけでサクッと地面に入って設置も撤去も木の杭の10倍はラクです。
今のところこれで100%守れています。
憎しみがピークに達しているので「ザマーミロ、イノシシ野郎!」って感じです。
このタイプたぶんどこよりも安く手に入手できるのでは思いますので
イノシシにお困りの方がいらっしゃいましたら御連絡ください。値段を比べて見ましょう。
関係ないのですが通常バッテリー(しっかり国産)もホームセンターもびっくりの価格で入ると思います
さて、カメムシはブラックライトと言う蛍光灯で誘引捕獲するタイプのものを実験しました。
第二世代か三世代が穂を喰うそうで、
それらが生まれる前の親の世代5月〜6月に設置捕虫しないとダメみたいです。
親が山に引っ込んで子どもを産む7月に設置したら
他の虫ばかり集まって(カブトムシとかもいた)ダメでした。
田んぼからは最低20メートル離して設置すべし、
出穂期に点灯すると余計田んぼにカメ虫が集まってしまうと警告されました。
一台で一キロ四方ぐらいの誘引能力があるそうですが、
昨年は失敗でしたので今年もう一度早い時期に試してみます。
電柵と違って自分で成功してみないとこれは人様には勧められません。
ちなみに確か1台1万2千円くらいでした(100V)。
残念ながら、クズ大豆は1〜2トンの話が300kg(JA)になってしまいました。
一足違いで「処分に困り畑に戻してしまった」との事でした。なんたること、もったいない〜!!
お金での支払いは困るとの事で一升瓶1本と交換。
これだと単価はkg6円?お金でもkg10円ぐらい?で入手できそうです。
残念でしたが、来年は40町歩の転作大豆面積からでるクズ大豆を全量確保の約束していただけました。
初めてクズ大豆を見ましたがなんか綺麗で肥料にしてしまうのがもったいないですね。
飢えに苦しんでいる国の人々からこれを肥料にするのかい?と叱られそうなほどです。
引き続き今年分も入手できないか網を張ってみます。
今後もイノシシ・カメムシ情報で何かよさそうなことがあれば是非教えてください。
やまちゃん、赤木さんありがとうございました。
今後とも よろしくお願いいたします。
ダライヤマ
赤木さん、どうしてでしょう、そういえばうちの村では
スズメを見ません。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
山田正隆 農事組合法人福地ハイランズ
URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
e-mail
highlands@nifty.com
i-mode
09021388051@docomo.ne.jp
tel&fax
0574-49-1761
505-0421 岐阜県加茂郡八百津町福地751-11
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(3月6日 岡山の赤木さんから、岐阜のやまちゃんへ「木酢でいのしし逃げないかな」)
(3月6日 やまちゃんから「井戸を掘りたい」「環境ホルモン」ほか)
今年から、野菜の転作をする田んぼに、井戸を掘ろうと思い出した。
近所にできた新しい知り合いの方に、面白い井戸掘り道具を貸してもらえることになったからです。
東南アジアやアフリカで、井戸掘りボランティアをしているTVニュースを見て作ったそうです。
仕組みはかんたんで、打ち込みパイプにホースをつなぎ、水圧を利用しながら掘っていくものです。
打ち込みパイプの先に、ボーリング用の小さな羽根が3枚溶接してあります。
さてどうなりますことやら。
「カンボジアあたりと違い、ここらは粘度が強いからあかんぞ」と言う声もあります。
「やってみんとわからへんやんか。もし水が出たら、おっちゃんはなあ、自分で井戸ほったんやでと、子々孫々に自慢できるやんか」と、うそぶいて、頑張ってみる決意です。
しかし、それにしても、井戸掘り技術にかんしては、まったくといっていいほど資料がありません。
本を探してもないし、インターネットで検索しても、上総掘りの紹介が出てくる程度。
「素人が、金かけず、自分で井戸掘る技術」心当たりがある方、教えていただけるとありがたいです。
IPMのメーリングリストで、田中寛さんに、「毒も薬もさじかげん?」と、
次のような質問をして、回答を得ました。
少しだけ引用します。関心のある方、IPMMLのホームページをご覧ください。
http://tenteki.cgk2.affrc.go.jp/ml/ipm/maillist.html
それと、その中で紹介された「農薬ネット」、参考になりそうです。リンクしました。
(農薬ネット http://www.nouyaku.net)
(山下) >・・・「環境ホルモン」についてですが,これは微量で悪さをする困ったものですが,
> これについても,総量としては微量だが,摂取量が,許容量を超えた時に,
>人体に影響が出てくる,と考えていいのでしょうか。
(田中)$$$ 残念ながら,今までの毒物学になじまない,摂取量が
あるレベルの時に作用が強い(それ以下でもそれ以上でも
作用が弱い),というものです。
(3月4日 和歌山の井口さんから「戻り寒波で、自然の脅威を少し考えました」)
私達消費者は お金を出せば何でも食べたいものが手に入るから 食べ物を作られている農家の事情がわかりませんでした。
今日は日曜で店がお休みですから ゆっくりと やまちゃんのホームページを拝見させていただくと 少しは農家の事情もわかり始めました。
元より 何処で 誰が どんな思いで作られているか判る米を扱いたいと考えて 鹿児島から北海道まで 農家の都合も聞かないで 米つくりの現地見学をしています。
現地の農家から本音の話を聞くのに 何年もかかりました。本音の話が出来てからその産地のお米を仕入れるようにしていますから 当店に焦りはありません。
何も解からないで・・ 知ったかぶりで・・ 農家や消費者と対面するつもりはありません。(当然、店の売上はタカが知れています。)
多くの産地訪問の中で 長野県北佐久郡望月町もあります。
今から20年前からお付き合いしてもらっていますが 小宮山さんのホームページにあるように寒い所です。札幌の気温気候と同じくらい と考えればダイタイの検討がつきませんか・・。
この地には標高800mの長者原高原があり高原野菜の生産がさかんです。
馬糞を肥料に使いますので平家の高さぐらいまで積み上げてあります。
佐久盆地の南側にあたり蓼科に隣接してい水源に苦労は少ないようでした。
中仙道の宿場町ですから 極めて保守的な町です。
例えば゜10月10日は町内の運動会です。
町内全員が参加しますから 留守宅は動けない人だけです。
もちろん農繁期のど真ん中ですが この日は農業を中断して参加します。
もしこの日に稲刈りなどをやれば「村八分」になります。
もっとも激しいのは選挙です。選挙違反で町中全員が逮捕されます。
こんな町ですが 義理人情は厚いものがあります
こんな私でも親戚扱いしてくださいます。
農業への思いは特別なものがある町ですから・一度訪問することをお薦めしますよ。
小さな米屋の分際で失礼致しました。
(3月4日 岡山の赤木さんから)
(3月4日 やまちゃんから、岡山の赤木さんへ)
「コナギの芽を叩くメカニズム」について、もうちょっと教えてください。
それと、水生雑草に、木酢液やクエン酸が効くのは、土がトロトロになるからでしょうか?
それとも、?
僕が、自分でやったことがないせいでもあるのですが、いまいち、感じがつかめないのです。
(3月5日 折り返し、赤木さんから)
こなぎ・ウリカワ・オモダカなどの水生植物の抑草メカニズムについて少し触れておけばよかったですね。
代掻き後早ければ数時間で発芽を始め、少々の酸欠状態はかえって発芽を促してしまうと、ものの本で読んでいます。
よって深水方法では対処できません。
いちばん手っ取り早いのは、土壌表面を酸性にしてやり、根端細胞を破壊して生長を阻害することです。
米糠から有機酸が発生するのを待っていたら、根の先端はとっくに土の中で、ダメージが与えられません。そこで即効性の木酢を使用するわけですから、クエン酸でも同じ効果があると考えます。
木酢の倹約と、あるいはこなぎの多い田にはクエン酸でパワーアップすればどうかと考えたわけです。
ただし、酸性液は苗の根にも影響しますから、
植付け姿勢に注意が要るでしょうし、転び苗は手直しが必要でしょう。
(3月3日 岐阜の山ちゃんから)
早速クズ大豆の件教えていただきありがとうございました。
実は昨日まで家族で念願の南の島へ高跳びをしていました。
留守にしていてご連絡が遅れました。
3月5日(月)に普及所に伺いクズ大豆を入手する予定でいます。
価格などがまだ不明なのですが山ちゃんのお話しでは何だかとてもよさそうなので、
できるだけたくさん入手しておこうと思います。
たくさんあれば、ひょっとしてみなさんのお役に立てるかも知れませんね。
やまちゃんの、そのままバッチリ「ペレット」と言うフレーズがたまりません。(ウフ・・)
僕は生米糠を冬の間に流亡分も考えて反150〜200kgほどライムソアーで撒いています。
その他に、これからバッドグアノを反50kgほど撒く予定で、
うちは寒い地方なので米糠が分解するまでの間のことを考え
初期の窒素不足に(米糠よりは分解の早そうな)クズ大豆を使う予定でいます。
それから様子を見て稲が欲しそうなら早い時期に穂肥の代わりに使おうかなと考えいます。
燐酸のフィリピン産輸入グアノも今年か来年で使うのをやめようと思います。
フィリピンのコウモリの糞が化石化したのを砕いた物を
日本の山奥の田んぼに撒くのもなんだか自分自身で滑稽ですので。
来年からは大豆と米糠だけで作っていければと考えています。
ああ、クズ米も使えるかな。そうすれば完全に周りで国産肥料が準備できますので。
それでも米糠を反200kg集めようと思うとうちの場合12トン程になるので
なんだか最近はいつも2トン車に乗って米穀業者近辺ををうろついています。
うろついて勉強にもなるのですが、山を下りるだけでも一苦労なので
米糠自体も段階的に減らしていこうと考えています。
これだけの量をボカシにするのは今のところ大変過ぎるので
何とか田んぼにまいてそのまま分解してくれると助かるんです。
冬の間でも、少しずつ田んぼが米糠を分解するスピードが速くなってきているのは実感していますが、
いずれにせよ生の粗大有機物でしょうから、ガス害に対処するつもりで
硫化水素を餌にする光合成細菌をおまじないに田植後振ってます。
さて、今年はどうなることやら。本当に毎年実験続きで楽しみです。
天祥米も今一度やまちゃんの資料室で見させていただきます。
ありがとうございました。
ダライヤマ
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山田正隆 農事組合法人福地ハイランズ
URL
http://homepage2.nifty.com/happy_rice/
e-mail
highlands@nifty.com
i-mode
09021388051@docomo.ne.jp
tel&fax
0574-49-1761
505-0421 岐阜県加茂郡八百津町福地751-11
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(3月3日 折り返し、姫路のやまちゃんから、岐阜の山ちゃんへ)
(3月3日 やまちゃんから岡山の赤木さんへ)
このあいだのメールで、鶏糞のペレットのこと書いてましたね。
あれ、なんぼくらいするのですか?
どこで買っているのかも、教えてください。
コイン精米機、去年まで、ウハウハ言うくらい繁盛していたのですが(年間売上なんと200万円)、あまりはやりすぎて、1キロ四方に3軒もで
きてしまい、はさみうちで、四面楚歌です。。(トホホホ、、、です)
少し、米ぬかがたりないくらいですので、きがねなしに、鶏糞や油粕を買うことができます
「せんだん」のこと、大阪交野市の札埜さんのお話。
おばあちゃんが「昔、せんだんの木を触ってから芋を食べたら、死ぬでと言われとったものや」
と、教えてくれたそうです。
農文協の「天然エキスで病気害虫を防ぐ」に、江戸時代のことやら、いろいろ出ているそうです。
注文しましたので、それをみて、また、ちっくと考えてみたいなと思っています。
もっとも、殺菌剤の必要性は、今までほとんど感じたことないし、
殺虫剤のほうは、野菜のほうで、念に数回かなあ。
なすに、育苗段階と、時に、定植後、アブラムシがつきます。
ほっておくと、ヘナーっとなってしまいます。
やむをえないので、オレート液剤(もしくは粘着くん)を使っています。
オレート液剤は、食品添加物に使われる油性物質、「粘着くん」は、澱粉が主材料とのこと。
どちらも、アブラムシやダニなどの体の周りに膜を張り、気門を封鎖して、窒息死させるものです。
おそらく、それを使うと、農薬を使ったということで、有機認証を受けられないと思いますが、
僕は、堂々と使い(消費者にそれを伝えて)、「有機野菜です」と言ってます。
僕は、「それでええやんか」と思っています。
梅雨明けに、アブラムシがついて、なすがネチャネチャとすすだらけになったときは、水でジャブジャブ洗って、売っています。
あと、殺虫剤に、のどから手が出そうになるのは、秋野菜の時、ハクサイやキャベツにシンクイムシがつく時くらいかなあ。
キャベツは、作期をずらして、遅く蒔いたものは助かるけど、ハクサイは、そうすると結球しないので、困ります。
打つ手がないので、僕はあきらめていますが、かみさんは、気が向いた時だけ、竹串を持って、シンクイムシをほじっています。
それ以外は、旬の野菜を、作っている文には、今のところ、殺虫剤を使わなくても、結構きれいな野菜が作れています。
友人が、「昔はひどい野菜を送ってきてたけどね」と、感心しています。
そんなこんなで、「せんだん」のこと、まあ、ぼちぼちと考えようなと思っています。
種は、送ってくださいよ。
(3月1日 岡山の赤木さんから「麦わらも効くよ」)