第23代校長 前田 光夫 |
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本校では高等部保健理療科・専攻科理療科で教諭1名と実習助手1名の2名体制で行う授業において、教諭が授業を行わず、実習助手に任せていました。このため、帳簿の保管期限である5年前まで遡って調査し、鳥取県教育委員会へ報告しました。鳥取県教育委員会および文部科学省のご尽力により、単位、進級、卒業および国家試験受験資格を認めるとのご判断をいただきました。学校の責任であることで生徒・卒業生・保護者の皆様へ大変な心配やご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。また、この状況を放置し黙認してきた校長の責任は重大であると考えています。
また、事務職員による職員駐車料金の横領、給食(外部委託)へのあいつぐ異物混入や不適切な調理などの問題が報道されました。課題の一つ一つに適切に対応し、再発防止に取り組んでいるところです。
私自身を含む全職員に法令遵守の重要性を再認識させるとともに、児童生徒・保護者の意見に真摯に耳を傾け、学校改革に取り組む必要があります。すでに、生徒への聴き取り、生徒・保護者へのアンケートの実施を終え、3月中に生徒・保護者・職員による意見交換の場をもつ予定です。また、鳥取県教育委員会および鳥取県教育センターのご協力をいただき、多くの職員研修を実施中です。
不適切な点は改善しながら、鳥取県唯一の盲学校として在籍する児童生徒の教育に全力を尽くすとともに、引き続き県内各地の視覚障害のある幼児・児童生徒、成人の方への相談支援を行い、学校の責任を果たしていきます。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
最後に、平成19年8月2日,3日には、第82回平成19年度全日本盲学校教育研究大会・鳥取大会が本校主管で開催されました。全国各地からご参加いただいた皆様、助言者・来賓の皆様、100名近い地元ボランティアの皆様のご尽力により成功裏に大会を終えることができました。感謝申し上げます。
学校長 前田 光夫