県下三大巨石古墳のひとつ「箭田大塚古墳」に広がるおよそ60アールの竹林。この竹林整備を請け負っているシルバー人材センター真備支所では、毎年、タケノコの時期になると早朝に収穫したたけのこの即売を行っています。今年の初掘りとなったきょうは、朝7時から3人の会員が土の割れ目からわずかに頭をのぞかせたタケノコを「ツキ」と呼ばれる専用の道具を使って掘り出していきました。去年の夏の日照りの影響で今年のタケノコは、出始めの時期が遅く量も少ないとのことで今朝の初掘りではおよそ30kgの収穫でした。朝掘りのタケノコは、県道沿いの駐車場に設けられた直売所に並べられ、販売開始を心待ちにしていた常連客へ1kg2,000円で売られました。タケノコの最盛期は、今月10日過ぎごろで、シルバー人材センター真備支所では、GW頃まで販売する予定です。
発売を記念した商品発表会では、4年がかりの開発・研究の結果、誕生した竹水化粧品「B20W」が紹介されました。若竹の生長期にしみ出る竹水には、アミノ酸や糖類など肌をうるおす天然の保湿成分が多く含まれています。その保湿効果をもつ竹水から作られた化粧品は、洗顔石鹸と化粧水と美容液の3種類です。世界初ともいえる竹水化粧品の大ヒットを祈願し、竹水で乾杯しました。なお、会場では、発売キャンペーンが行われ、サンプルの無料配布や試供品コーナーでは、実際に化粧水を手にとり使い心地を体感していました。
倉敷再生塾は、2006年4月に街づくりに関心のある若者の塾として始まり、23人の塾生が参加しました。これまでに、倉敷町家トラストや御坂の家の再生活動に参加したり、古い家や空き家の調査などを行ってきました。卒業課題展では、塾生たちが活動を通して学んだことを写真やパネル、模型などを使って倉敷の再生へむけた提案をしました。なかには、御坂の家の宿泊者向けに本町の暮らしぶりを紹介するパンフレットを作成したり、美観地区への想いをレゴブロックを使って表現してみたりと倉敷の旧市街地を肌で感じてきた塾生たちの想いが展示されました。塾を開催した楢村徹さんは、塾生たちの今後の活動に期待を寄せます。倉敷再生塾の卒業課題展は、14日(月)まで、ギャラリーはしまやで開催されています。
2006年4月に設立したオリックス社会貢献基金では、豊かな社会の実現をめざし、ハンディキャップを持つ人たちの役に立ちたいと全国100ヵ所余りの施設を対象に福祉車両を寄贈しています。くすのき園に贈られた車は、園に通う子どもたちの送迎や園外活動の際に使われるものです。10人乗りの車内には、車椅子4台が収容できるスペースと障害児用のチャイルドシートが装備されています。オリックス社会貢献基金からの寄贈は、岡山県内では、初めてのことで、「利用者のため有意義に使わせていただきます」と倉敷市総合福祉事業団の赤澤猛理事長から感謝状が贈られました。
式では、圓見 豊署長から荘内地区老人クラブ連合会の林 一正 会長へ感謝状が手渡されました。人身事故の発生が管内で最も多い荘内地区は、平成19年度の高齢者交通安全のモデル地区に指定されています。荘内地区老人クラブ連合会は、荘内地区15の老人クラブなどへ呼びかけ、交通安全教室や街頭啓発活動などを積極的に行い、平成18年度には地区で多発した重大事故が大きく減るなど、地域の交通安全意識の高揚に貢献したことが評価されました。
この交通安全マスコットは、岡山市灘崎町の坂本 玉子さん(89)と赤坂 恵美子さん(76)の姉妹が手作りしたものです。阪本さんと赤坂さんは、交通安全の願いをこめて母親が制作していた手作りマスコットの意思を受け継ぎ、20年以上に渡って、マスコットの寄贈を続けています。贈呈式では2人から依頼を受けた玉野交通安全協会婦人部の木下 恵子さんから、玉野警察署の圓見 豊署長へ200個のマスコットが贈られました。玉野署ではこのマスコットを春の交通安全運動期間中の今月10日に深山公園前でドライバーに配って安全運転を呼びかけることにしています。
倉敷市立連島中学校2年の田中選手は、所属する倉敷フィギュアスケーティングクラブの佐々木美行監督とともに市役所を訪れました。佐々木監督は「念願かなって金メダルを持って帰ることができました」と優勝報告ができた喜びを話しました。田中選手は「ジャンプもスケーティングも良い選手がいたが、負けずに最後までがんばれた」と古市市長に優勝を報告しました。田中選手は先月5日からオランダで開催された2008インターナショナルチャレンジカップザ・ハーグの小学校4年から中学校1年までのノービス男子でショート、フリーともに1位、130.79ポイントで、2位に20ポイント以上の差をつけて、文句なしの優勝を飾りました。田中選手は今年7月からの新しいシーズンではノービスからジュニアにクラスが上がり、全日本で優勝という目標に向かって新たなスタートをきります。
記念祝賀会には、佐藤さんが指導する県内5ヶ所の教室生など、40人が出席しました。佐藤さんは、小・中学校の教諭を退職後、これまでの経験を活かそうと自分史と随筆の教室を始めました。県内で初めて開催された自分史の教室では、これまでに23人が自費出版し、随筆教室でも、倉敷市民文学賞の受賞者を出すなど、教室から多くの人たちが活躍しています。この日も、教室生とともに書き続ける楽しさを学んだ10年の歩みを振り返りました。祝賀会には、関係者たちも祝福に訪れ、佐藤さんたちは、10年目のスタートに気持ちを新たにしていました。