復活節第二週の水曜、使徒たちに対する迫害,使5・17-26
今日も引き続いて、使徒伝が読まれています。
原始キリスト共同体の理想的な信仰生活が報告されましたが、今日の第一朗読は、「使徒たちに対する迫害」が読まれます。
使徒たちは多くの奇蹟を行い、多くの病者は癒され、エルサレムの人々は称賛して信徒の数が増えてきます。
大祭司とサドカイ派の連中は、妬みに駆られて、使徒たちを迫害し始めます。第二回目の迫害です。
◆使徒たちに対する迫害
5:17 そこで、大祭司とその仲間のサドカイ派の人々は皆立ち上がり、ねたみに燃えて、5:18 使徒たちを捕らえて公の牢に入れた。 5:19 ところが、夜中に主の天使が牢の戸を開け、彼らを外に連れ出し、5:20 「行って神殿の境内に立ち、この命の言葉を残らず民衆に告げなさい」と言った。 5:21 これを聞いた使徒たちは、夜明けごろ境内に入って教え始めた。 一方、大祭司とその仲間が集まり、最高法院、すなわちイスラエルの子らの長老会全体を召集し、使徒たちを引き出すために、人を牢に差し向けた。 5:22 下役たちが行ってみると、使徒たちは牢にいなかった。 彼らは戻って来て報告した。 5:23 「牢にはしっかり鍵がかかっていたうえに、戸の前には番兵が立っていました。ところが、開けてみると、中にはだれもいませんでした。」 5:24 この報告を聞いた神殿守衛長と祭司長たちは、どうなることかと、使徒たちのことで思い惑った。 5:25 そのとき、人が来て、「御覧ください。あなたがたが牢に入れた者たちが、境内にいて民衆に教えています」と告げた。 5:26 そこで、守衛長は下役を率いて出て行き、使徒たちを引き立てて来た。 しかし、民衆に石を投げつけられるのを恐れて、手荒なことはしなかった。
※ 最高法院に告発するために、牢に収容した使徒たちが、いつの間にか抜け出して、神殿で宣教している不思議なことが起こります。
夜、天使が訪れ、秘かに牢の戸を明けたのでした。
またこの時点では、上層部たちの迫害があったが、民衆たちは支持していたことも記されています。
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