道路を問う
道路建設と巨額財源、そのあるべき姿を考える
【放送芸能】石井桃子さんが死去 「ノンちゃん雲に乗る」の作者2008年4月3日 02時02分 「ノンちゃん雲に乗る」などの小説や「クマのプーさん」「ピーターラビット」シリーズの翻訳で知られる児童文学者で日本芸術院会員の石井桃子(いしい・ももこ)さんが2日午後、死去した。101歳。さいたま市出身。葬儀は関係者だけで行う。 日本女子大卒。出版社の編集者時代、英国の作家A・A・ミルンの「プーさん」に出合い、児童文学の道に。プーさんの翻訳書を手掛ける一方で、1947年に発表した初の創作「ノンちゃん雲に乗る」がベストセラーに。55年、子役の鰐淵晴子さん主演で映画化もされ、空想の世界に遊ぶノンちゃんは子どもたちの人気者になった。 その後もビアトリクス・ポターの「ピーターラビット」やディック・ブルーナさんの「うさこちゃん」のシリーズなど多くの海外作品を翻訳、日本の児童文学の発展に貢献した。 自伝的小説「幻の朱い実」で、95年に読売文学賞。97年に日本芸術院会員。晩年もミルン自伝の翻訳や執筆活動などを繰り広げ、100歳を過ぎても児童文学への熱い思いを持ち続けていた。 (共同)
|