森永卓郎氏(経済アナリスト)が、東京新聞5月2日号で発言。
「苦しい時ほど強いリーダーが求められる」といい、今の閉塞した時代は、満州事変前の1920年代後半(昭和始めの不況時代)に似ていると。
時代の不満は、帝国陸軍の暴走を許し、破滅にいたる前奏曲が始まった時代。
流れに逆らうことを許さない、全体主義的な空気の蔓延は危険であると、警告している。
1926年に生をうけた、この老人もその通りと思う。
昭和の始まり、不況の突破口を模索して、農村の疲弊、政界の腐敗、資本家の横暴、エロ・グロ・ナンセンスの退廃に対して、昭和維新と称して立ち上がった軍の若手将校と革新官僚(岸信介はその希望の星)。
大正時代の個人主義と自由主義者は非国民として、指弾される社会となるのである。
かくいう私も、軍国少年として、昭和維新に若き血を燃やすのであった。
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