良家の出らしい品格と上背のある立派な押し出し。ブッシュ大統領にも温首相にも引けをとらない風格。ご婦人方にも人気のある安倍首相の品性が、だんだんはっきりしてきた。
その人物の品性は、弱者に対する感性と対応により、判断可能である。
その意味で、北鮮拉致問題とそれと対照的な慰安婦問題の二つが非常に有効であろう。
北朝鮮の拉致問題。安倍氏は弱者に同情する人権主義者的振る舞いと、しかも解決するまでは決してやめないという強硬姿勢で、正義漢として世の支持を得ている。
それと対照的なのが、慰安婦問題である。彼の態度は、官房長官時代の「慰安婦問題国際裁判」Nhk番組改編で真実報道に圧力をかけた事実、また最近の発言からもわかるように、国辱的な過去は見たくないし、見ないという典型的な民族主義者である。ヒューマニストでは決してない。
彼の人権主義者らしい姿勢は、外見だけであること暴露している。
拉致問題でも、拉致被害者への国民の同情を政治的軍事的に最大限利用しているだけなのである。
しかも、米国訪問でも(また靖国問題でも)暴露したように、都合が悪ければ、ヌケヌケと本音を隠すのである。
彼の祖父、岸信介がそうであったように、目的のためには謀略をめぐらし平気で嘘をついた、危険な権力主義者であることが鮮明になってきた。事実かれは、祖父からのDNAを誇っているのである。
人のよさそうな、単なる坊ちゃん的民族主義者ではないことが判ってきた昨今である。
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コメント(2)
”靖国参拝は個人の思想、信条の自由”と訴えながら、今回、堂々と”総理大臣”の肩書きをつけて、5万円の供え物を奉納しています。矛盾したことを堂々とやれる人だからこそ、政治家なのでしょうかねぇ。
2007/5/8(火) 午後 0:32
彼の中では、矛盾していません。総理大臣という名前こそ、遺族会の人たち向けには、必要なのです。 政治家は常に支持者に顔を向けていなくてはならないのです。
2007/5/10(木) 午前 11:00 [ yabutei ]