大国が紛争ばらまく―アムネスティ年次報告
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは23日、昨年の世界人権状況に関する年次報告を発表し、記者会見したアイリーン・カーン事務局長は米国を名指しで厳しく批判した。
「世界は道徳的権威を失い『テロとの戦い』のために世界を巨大な戦場にしてしまった」と。
テロへの恐れが独裁国家的な人権規制を復活させ、不寛容と人種差別、女性への暴力が目立った一年だったとした(東京5/24)。
その上、テロ国家への防衛と称し、それにかこつけて、米弾道ミサイル防衛(MD)システム配備を計画して、ロシアと中国をいたずらに刺激し、強国間の緊張を高めている。
わが国も、軍拡の好機として、その米国のお先棒を担いでいるのだ。
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