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ヤマダ電機:創業者・山田氏が会長に、新社長は一宮氏

 ヤマダ電機は1日、創業者の山田昇社長(65)が会長に就任し、一宮忠男副社長(52)が社長に昇格する人事を内定した。山田氏は最高経営責任者(CEO)、一宮氏は最高執行責任者(COO)を引き続き兼務するが、初の社長交代となる。6月27日の株主総会を経て就任する。一宮氏は山田氏の姉の長男で、おいにあたる。

 山田氏は73年4月の創業以来35年間社長を務め、一代で家電量販店最大手に築き上げた。交代理由について「65歳を迎え、バトンタッチの時期だ。『山田昇のカリスマ性でもっている』と言われるが、実際は柔軟な経営をしており、社長交代も問題ない」と述べた。

 一宮氏は、商品企画部長やIT事業本部長などを歴任した。「身が引き締まる思い。社長と一緒に会社を作り上げてきた自負があり、今後も人材教育に力を置いた路線を継承させ、会社を発展させたい」と抱負を述べた。【鈴木敦子】

 一宮 忠男氏(いちみや・ただお)創価大卒。83年ヤマダ電機。取締役、専務などを経て95年4月から副社長。宮崎県出身。

毎日新聞 2008年4月1日 21時05分(最終更新 4月1日 23時43分)

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