日本の文部省が、GHQのマッカサにより禁止されていた靖国神社参拝禁止令を解除することで論難が起こっています。
靖国神社は軍国主義の象徴的施設だと考えられ、GHQの通達により、小中高生の訪問が禁止されていました。
修学旅行に東京に行っても、靖国神社に行くことは許されていませんでした。
しかしこの通達の破棄で、自由に靖国神社に行くことが出来るようになりました。
なぜこの時期に通達を破棄したのでしょうか?
最近日本は愛国教育に力を入れています。
「君が代」を音楽の時間に歌わせ、日王への忠誠を誓わせています。
また愛国心教育に力を入れるようにと、文部省から通達が出ています。
そして今回の靖国神社訪問解禁です。
これは一連の軍国主義教育復活と密接に結びついています。
福田首相は近隣諸国に配慮して、靖国神社参拝を控えていました。
しかし一方では軍国教育の復活と、靖国神社参拝解禁のダブルスタンダト的な二重基準が、日本政府内部でまかり通っているのです。
これは何を意味しているのでしょうか?
おそらく日本政府自民党内に、内部分裂が起こっていると考えるのが妥当でしょう。
穏健派の福田首相に対抗する、極右主義的な議員たちが力を付けているのです。
世論調査で福田首相の支持率が30%を割り込んでいます。
この次期に、このような軍国主義復活の動きが活発化していることと、支持率低下は無関係ではないようです。
次期首相の座を狙う自民党極右派が台頭していることを裏付ける現象です。
日本の軍国主義復活で、近隣諸国は備えなくてはいけません。
再び日本の餌食にならないように、力を蓄えることが最大の防御です。
日本の政局から目が離せなくなりました。
日本はどこまでアジア民を苦しめるのでしょうか!
平和を願います!
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