万葉集に詠まれる
万葉集に詠まれる 04/02 19:15

春の島々をめぐる離島シリーズ、きょうは佐賀県唐津市の神集島です。

神が集まる島と書いて神集島。

万葉集にも詠まれ、長い歴史を刻んだ島です。

神々が集まる島とかいて、かしわじま。

万葉集にも詠まれた歴史の島です。

玄界灘に浮かぶ神集島は、唐津市の湊町から船でおよそ8分、長い歴史を刻んできた小さな島には今、およそ500人が暮らしています。

島の守り神が祀られた住吉神社。

豊漁、海の安全、縁結びや子宝の神様として、島の人たちから敬われています。

神社にはこんな、言い伝えがあります。

神集島は、736年に大和朝廷の使節として新羅に旅立つ遣新羅使一行の、日本最後の停泊地でした。

島には、その時に詠まれた7首の和歌が歌碑に残されています。

島内に残された数多くの史跡や古墳は、島が見つめてきた歴史の長さを物語っています。

歴史と古代ロマンに彩られた神集島。

厳しい冬の玄海灘は、いま穏やかな春の海へと変わりつつあります。