2008年03月16日

櫻井よし子さんの講演会、仙台で開催(続き) #299

                                      
以下は3月14日産経新聞(宮城版)記事からの抜粋である。

今、中国が考えているのは南進政策である。
1970年から中国は海洋国家と定義し、海軍力を増強してきた。南進に当っては、北のロシアとは国境紛争も解決した。中国の南進政策の目的は、中国史上最大の版図を獲得した清朝時代の領土を得ることである。そこにはチベット、ベトナム、台湾、尖閣諸島と沖縄も入る。沖縄は清朝時代に(中国に)朝貢していたからだ。

中国に取って、好都合なことに、太平洋の南のオーストラリアでは親中政権が誕生した。米国も民主党政権になれば、大統領がヒラリー・クリントン氏でもオバマ氏でも、同盟国の日本より中国との関係を重視するのは明白。ロシアも大丈夫、オーストラリアも自陣営、米国も南進を妨げない、という絶好の機会を迎えることになる。
一方、日中関係を見ると、毒ギョーザ事件では、農薬が中国で混入されたのは明らかなのに、中国政府はしらを切る。日本の警察庁長官はこれに怒っているが、肝心の福田首相は、「中国の対応は前向き」と評価する。一体何を考えているのか。
チベット弾圧や尖閣諸島問題、毒ギョーザ事件を見れば分る通り、中国共産党は、どんなに事実とかけ離れていても自説を曲げない政権だ。そんな政権に対して、日本は言うべきことを言わない。主張しないから侮られ妥協を強いられている。



これを克服して毅然とした外交を展開するためには、日本が一人前の国家になるしかない。まず、自国を自分で守る軍事力と決意が必要。一日も早く憲法を改正すべきだ。
また、自分たちの祖先がどんな方法で解決してきたかを知り、祖国への誇り、愛を深めること。そのために戦後軽視されがちだった歴史教育に力を入れるべきだ。

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<講演会その他の話>

1.台湾は、蒋介石が中国本土から連れてきた外省人が今全人口の12〜13%を占める。残りの80何%は昔から台湾にいた本省人ということになる。最近の選挙で、親中反日の外省人の政党(国民党)が3/4近くの議席を占めるようになった。近日実施の総統選挙でどのような結果が出るか注目される。

2.清朝時代に中国人が尖閣諸島付近で遭難、沖縄の人たちが遭難した中国人を救助した。これに対して、尖閣諸島を日本の領土と認める内容の感謝状が贈られた。



beach1188 at 17:07 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! ローカルニュース  | 国際問題

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