おすすめコース

青森県内に生息する代表的な「スプリング エフェメラル」

line
雪割草(ユキワリソウ)
分類:キンポウゲ科ミスミソウ属
大三角草(オオミスミソウ)
葉の表裏に毛が生え、葉先は丸い。
■学名:Anemone Hepatica nobilis var. japonica f.magna
■分類:キンポウゲ科ミスミソウ属
■生息地:石川以東の日本海側。山の斜面に自生する。
※北限は秋田または白神山地
c f.三角草(ミスミソウ)
葉先が尖っている。
■学名:Anemone Hepatica nobilis var. japonica f.
■分類:キンポウゲ科ミスミソウ属
■生息地:山陰・北九州・四国・東海に分布。落葉樹林下・常緑樹林下に生える。北東北には分布しない。
州浜草(スハマソウ)
葉先が丸いのが特徴。
■学名:Anemone Hepatica nobilis var. japonica f.varyegata
■分類:キンポウゲ科ミスミソウ属
■生息地:関東以北の太平洋側。山の斜面に自生する。
※青森県三戸郡階上町(北限)
※青森県三戸郡南郷村(北限)
c f.毛州浜草(ケスハマソウ)
葉は常緑で葉の表、裏側にふつう毛が生える。
■学名:Anemone Hepatica nobilis var. japonica f.
■分類:キンポウゲ科ミスミソウ属
■生息地:信州・飛騨・近江・京・瀬戸内に分布。山の斜面に自生する。北東北には分布しない。

line
福寿草(フクジュソウ)
福寿草は「雪割草」とも言い、津軽の方言は「マゴサグ」、「マンサグ」。
■学名:Adonis amurensis
■分類:キンポウゲ科フクジュソウ属
■生息地:北海道から九州にかけて広く分布。やや湿った落葉樹林の林床、ことに石灰岩地を好む。
※青森県西津軽郡岩崎村大間越の福寿草公園(2月下旬〜4月下旬)
※青森県東津軽郡・夏泊半島(3月下旬)
福寿草(フクジュソウ)

line
節分草(セツブンソウ)
■学名:Shibateranthis pinnatifida
■分類:キンポウゲ科セツブンソウ属
■生息地:関東から広島にかけて分布。落葉樹林下又は草原に生える。北東北にはない。

line
一輪草(イチリンソウ)
日本固有種。別名「一華草」(イチゲソウ)
■学名:Anemone nikoensis
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:本州から九州に分布。落葉樹林の林床や林縁に生える。
東一華(アズマイチゲ)
別名「裏紅一華」(ウラべニイチゲ)。菊咲き一輪草のように葉が深く切れ込まない。
■学名:Anemone raddeana
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:北海道から九州に分布。落葉樹やスギ植林の下や林縁など湿った沢沿いを好む。
※青森県三戸郡南郷村(4月下旬)
菊咲き一輪草(キクザキイチリンソウ)
別名「菊咲き一華」。色は紫からピンク・白まで、同じ場所にさまざまな色が咲く。
■学名:Anemone pseudo-altaica
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:本州の中部以北と北海道に分布。落葉樹林下・疎林・草原などに生える。
※青森県青森市浅虫湯の島(4月)
※蔦(つた)  野鳥の森(4月)
※十和田湖(4月)
※青森県青森市浅虫森林公園(3月下旬〜4月中旬)
※青森県東津軽郡・夏泊半島(3月下旬〜4月中旬)
※青森県青森市眺望山(4月中旬)
※青森県南津軽郡・梵珠山(4月中旬)
※八甲田(谷地・田代平=5月中旬〜6月下旬)
※奥入瀬(5月上旬、一面に咲く)

「匂いたつ自然」→「匂いたつお花情報館」→「花検索カレンダー」でもご覧いただけます。
菊咲き一輪草(キクザキイチリンソウ)
菊咲き一輪草(キクザキイチリンソウ)
姫一華(ヒメイチゲ)
■学名:Anemone debilis
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:中部以北の本州と北海道に分布。亜高山帯から高山帯下部の林床に生える。
※八甲田(大岳・赤倉岳=5月中旬〜6下旬)
「匂いたつ自然」→「匂いたつお花情報館」→「花検索カレンダー」でもご覧いただけます。
c f.蝦夷一華(エゾイチゲ)
別名「広葉姫一華」(ヒロハヒメイチゲ)姫一華に近縁。
■学名:Anemone soyensis
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:北海道の山地や高山の林縁・草地に分布。森林限界付近から上に生える。
c f.白山一華(ハクサンイチゲ)
萼片が帯緑色をミドリハクサンイゲ、小型のものをヒメハクサンイチゲ、一輪花のものをイチリンハクサンイチゲと呼ぶ。
■学名:Anemone narcissiflora
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:本州中部地方の高山帯の草地に生える。
蝦夷の白山一華(エゾノハクサンイチゲ)
別名「樺太せんか草」(カラフトセンカソウ)。白山一華の近縁。
■学名:Anemone narcissiflora var. sachalinensis
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:北海道から本州東北地方に分布。砂礫地を好む。

line
二輪草(ニリンソウ)
津軽の方言は「フクベラ」。若葉は山菜として食べる(おひたし)。猛毒の「トリカブト」とよく似ているので、素人は触らない方が良い。イチリンソウとの区別は容易。花が小さい。茎葉の切れ込み具合の違い。茎葉に柄が無い。
雄蘂が半八重咲きのものをギンサカズキイチゲ、雄蘂が八重咲きのものをヤエザキニリンソウ、萼片が緑色のものをミドリニリンソウという。
■学名:Anemone flaccida
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:北海道から九州にかけて広く分布。山地や亜高山帯の林縁や林内に生える。
※十和田湖・奥入瀬(4月下旬〜5月上旬)
※青森県青森市浅虫森林公園(4月中旬)
二輪草(ニリンソウ)
三輪草(サンリンソウ)
萼片は白色で、八重咲きの品種もある。ニリンソウに近縁。
■学名:Anemone stolonifera
■分類:キンポウゲ科イチリンソウ属
■生息地:北海道石狩低地帯以西、本州中部地方以北、奈良県の山地。山地や亜高山帯の林縁や林内に群生する。
※白神山地

line
片栗(カタクリ)
片栗は花を咲かせるまでに、およそ8年。東北大学大学院付属植物園1998年企画展「カタクリの生活史」を参照のこと。若葉は山菜として食べる(おひたし)。片栗粉は(現在は馬鈴薯で作る)本来は片栗の鱗茎からとる。
■学名:Erythronium japonicum
■分類:ユリ科カタクリ属
■生息地:北海道から九州に分布。山地の林内に生える。
※青森県青森市浅虫湯の島(4月中旬)
※青森県青森市浅虫森林公園(4月)
※青森県黒石市雷山(4月)
片栗(カタクリ)
白花片栗(シロバナカタクリ)
日本列島では片栗の花は通常紫色だが、稀に白いものがある。品種としては紫色の片栗と同一。
■学名:Erythronium japonicum
■分類:ユリ科カタクリ属
■生息地:北海道から九州に分布。山地の林内に生える。
※青森県青森市浅虫森林公園(4月)
※青森県青森市浅虫湯の島(4月中旬)
白花片栗(シロバナカタクリ)
c f.黄花片栗(キバナカタクリ)
■学名:Erythronium grandiflorum
■分類:ユリ科エリスロニウム属
■生息地:園芸店で売られているが、原産地は北米。アジアの片栗は1種のみ。

line
菫細辛(スミレサイシン)
南部方言では「トロロスミレ」。昔は地下茎を採ってトロロにして食べたという。
■学名:Viola vaginata
■分類:スミレ科スミレサイシン類
■生息地:北海道西南部から本州に分布。多雪地の林内に生える。(したがって、日本海側から内陸にかけてが多い)
※青森県青森市眺望山(4月中旬)
※青森県三戸郡新郷村(5月上旬)
※八甲田

曙菫(アケボノスミレ)
■学名:Viola rossi
■分類:スミレ科スミレサイシン類
■生息地:北海道南部から九州に分布。山地の疎林内や林縁に生える。
c f.姫菫細辛(ヒメスミレサイシン)
■学名:Viola yazawana
■分類:スミレ科スミレサイシン類
■生息地:本州中部及から関東地方北部に分布。ブナやシラビソの林内に生える。北東北にはない。
c f.長葉の菫細辛(ナガバノスミレサイシン)
■学名:Viola bisseti
■分類:スミレ科スミレサイシン類
■生息地:関東以南の太平洋側に分布、北東北にはない。

line
猩々袴(ショウジョウバカマ)
■学名:Heloniopsis orientalis
■分類:ユリ科ショウジョウバカマ属
■生息地:北海道から九州までの山に分布。やや湿った草地に生える。
※八甲田(田代湿原=4月下旬〜5月上旬)
※八甲田(谷地・猿倉沢=5月中旬〜7月下旬)

「匂いたつ自然」→「匂いたつお花情報館」→「花検索カレンダー」でもご覧いただけます。
猩々袴(ショウジョウバカマ)

line
翁草(オキナグサ)
青森の方言名「ンバカシラ」、「ンバノバッカイ」、「ンバノバンカイ」など。
「幻の野草オキナグサ」ホームページ
■学名:Pulsatilla cernua
■分類:キンポウゲ科
■生息地:本州から九州にかけて分布。日当たりのよい草原・牧場・田畑の畦などに生える。
※八甲田(萱野高原=5月中旬〜6月下旬)
「匂いたつ自然」→「匂いたつお花情報館」→「花検索カレンダー」でもご覧いただけます。
翁草(オキナグサ)

line
錨草(イカリソウ)
乾燥した地上部を粉末にして煎じたり、薬酒にする。(強壮・強精・神経衰弱などに効果)
■学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:北海道から本州の太平洋側の山地に生える。
錨草(イカリソウ)
黄花錨草(キバナイカリソウ)
別名「朝鮮錨草」(チョウセンイカリソウ)
■学名:Epimedium grandiflorum ssp. koreanum
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:近畿以北の本州と北海道。
※青森県青森市東岳(4月中旬)
ソハヤキイカリソウ
■学名:Epimedium multifoliolatum
■分類:メギ科イカリソウ属
穂先の錨草(ホザキノイカリソウ)
中国にも四川省などに分布。中国名「箭葉淫羊霍」。古来から漢方医学では、「強壮強精」の生薬として用いられている。花弁には長い距がなく、花は錨の形をしていない。
■学名:Epimedium sagittatum
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:東北地方以南の太平洋側から四国に分布する。本州の丘陵の雑木林、四国の林間などに自生する。
常盤錨草(トキワイカリソウ)
花は白色。若狭湾以西の大輪で紅紫色のものを「大錨草」として区別することがある。
■学名:Epimedium sempevirens
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:東北地方から山陰地方の日本海側に分布。日本海側の多雪地帯に多い。
c f.大錨草(オオイカリソウ)
常盤錨草のなかで紅紫色のものを「大錨草」と呼ぶ。常盤錨草の別名として扱われることもある。葉は冬越しし裏面に伏した細毛があるか、無毛。
■学名:Epimedium rugosum
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:中部以西の本州分布。里山の雑木林に自生する。
c f.裏白錨草(ウラジロイカリソウ)
トキワイカリソウの変種で、小葉の裏側に目立たない微毛がある。
■学名:Epimedium sempevirens var. hypoglaucum
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:本州日本海側、中部地方以西に分布。
c f.梅花錨草(バイカイカリソウ)
梅の花に似ている。
■学名:Epimedium diphyllum
■分類:メギ科イカリソウ属
■生息地:中国地方の瀬戸内沿岸と九州に分布。

line
一人静(ヒトリシズカ)
別名「吉野静」(ヨシノシズカ)白い花のように見える部分は雄しべの集まり。雌しべの横に雄しべがあり、花弁と顎がない。
■学名:Chloranthus japonicus
■分類:センリョウ科
■生息地:日本全土に分布。林の中や湿った木陰に生える。
※青森市東岳(4月下旬〜5月上旬)
※青森県青森市浅虫森林公園(4月下旬〜5月上旬)
※青森県東津軽郡・夏泊半島(4月下旬〜5月上旬)
一人静(ヒトリシズカ)

line
甘菜(アマナ)
甘菜・千島甘菜・黄花甘菜は、球根を煮て食す。(甘味があるが、生のままでは毒があり)滋養強壮剤として使われている。
■学名:Turipa edulis
■分類:ユリ科ユリ亜科アマナ属
■生息地:福島県以南の本州から四国・九州にかけて分布。田畑の畔や草原などに生える。北東北にはない。
c f.広葉の甘菜(ヒロハノアマナ)
■学名:Amana latifolia
■分類:ユリ科ユリ亜科アマナ属
■生息地:関東以西の本州・四国・九州に分布。草原に生える。北東北にはない。
千島甘菜(チシマアマナ)
高山の岩地に生え、1茎に1花しかつけない。花の色は白。
■学名:Lloydia serotina
■分類:ユリ科ユリ亜科チシマアマナ属
■生息地:中部以北の本州と北海道に分布。高山帯の乾いた草地や岩礫地に生える。
細葉の甘菜(ホソバノアマナ)
山地の草原に生え、茎に数個の花を咲かせる。花の色は白。
■学名:Lloydia triflora
■分類:ユリ科ユリ亜科チシマアマナ属
■生息地:北海道・本州・四国・九州に広く分布。草原に生える。
黄花の甘菜(キバナノアマナ)
花の色が黄色なので、甘菜や千島甘菜と容易に区別できる。
■学名:Gagea lutea
■分類:ユリ科ネギ亜科キバナノアマナ属
■生息地:中部以北の本州と北海道、稀に本州西部や四国にも分布。日当たりのよい草地や林縁に生える。
※青森県青森市浅虫温泉湯の島(4月)
※青森県東津軽郡・夏泊半島・大島(3月〜5月)
黄花の甘菜(キバナノアマナ)
姫甘菜(ヒメアマナ)
キバナノアマナの1cm近い葉の幅に較べ、3mm以下と小さい。花もひとまわり小ぶり。
■学名:Gagea japonica
■分類:ユリ科ネギ亜科キバナノアマナ属
■生息地:北海道・本州・九州に分布。川沿いの湿地などに生える。
蝦夷姫甘菜(エゾヒメアマナ)
葉脈の間が著しくへこむので、ヒメアマナと区別できる。
■学名:Gagea vaginata
■分類:ユリ科ネギ亜科キバナノアマナ属
c f.大甘菜(オオアマナ)
■学名:Ornithogarum
■分類:ユリ科オーニソガラム属
■生息地:ヨーロッパ・アフリカ・西アジア原産の外来種。

line
延胡草(エンゴグサ)
■分類:ケシ科キケマン属
蝦夷延胡草(エゾエンゴグサ)
■分類:ケシ科キケマン属
■生息地:湿った林下や開墾地に生える。
※青森県青森市浅虫湯の島(4月)
※十和田湖(4月)
※青森県青森市浅虫森林公園(4月)
※青森県南津軽郡・梵珠山(4月中旬)
蝦夷延胡草(エゾエンゴグサ) 蝦夷延胡草(エゾエンゴグサ)
山延胡草(ヤマエンゴグサ)
別名「山延胡索」
■学名:Corydalis lineariloba
■分類:ケシ科キケマン属
■生息地:本州・四国・九州

line
狐の剃刀(キツネノカミソリ)
「詳しい情報(国立科学博物館・野の植物100選)」
■学名:Lycoris sanguinea
■分類:ヒガンバナ科
■生息地:本州・四国・九州

line
山吹草(ヤマブキソウ)
■学名:Chelidonium japonicum
■分類:ケシ科クサノオウ属
■生息地:本州・四国・九州に分布。
line

このページは、斎藤博之さんが監修しました。
青森県内の生息地など、みなさんの情報をお寄せください。
情報の宛先は E-mail cosmoahe@v003.vaio.ne.jp

BACK TOPへ

webmaster@kitaguninohate.net