桑名市民病院に採用された研修医の(右から)森さん、吉見さん、小畑さん=桑名市役所で
|
 |
医師の新臨床研修制度が始まってから桑名市民病院に初めて採用された臨床研修医3人が1日、市役所を訪れ、水谷元市長から激励を受けた。
同市出身で藤田保健衛生大卒の森真義さん(25)、四日市市出身で三重大卒の吉見謙一さん(26)、名張市出身で同小畑精一郎さん(30)。
2004年度創設の制度で、医大生が卒業後の研修先を自由に選べるようになり一部の病院に人気が集中。桑名市民病院は4年間、研修医がいなかった。
今回、同院を選んだ理由を森さんは「民間病院との統合に向けてモチベーションが高い医師や看護師と一緒に働きたい」と説明。吉見さんも「古い形から抜け出そうという院長の姿勢にひかれた」と語り、小畑さんは「プライマリケア(初期医療)の現場を見たかった」と述べた。
研修は2年間で、地域病院の協力も得て1年目は内科や外科、救急などのプライマリケア研修を実施。2年目は希望診療科に応じたプログラムを組む。市長は「病院改革にも力を」と期待を寄せた。
(境田未緒)
この記事を印刷する