中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「上映自粛に理由なし」 “靖国”中止で稲田議員

2008年4月1日 21時37分

 質問に答える稲田朋美衆院議員=1日夕、衆院第二議員会館

写真

 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の東京都内での上映がすべて中止された問題で、文化庁に「作品を見たい」と要請した自民党の稲田朋美衆院議員(福井1区)が1日、共同通信の取材に応じ「上映中止は残念としか言いようがない。映画館側が自粛する理由は何もない」と述べた。

 中止の主な理由とみられる右翼団体の街宣活動については「そういう勢力が入ってくることは迷惑だ。街宣活動で表現や政治活動の自由が制限されることは、あってはならない」と指摘した。

 上映中止のきっかけと指摘される国会議員向け試写会が3月に開かれた経緯を問われると、「文化庁所管法人の助成金が支出されたことを週刊誌の報道で知り、『映画を見せてほしい』と文化庁に求めたが、『公開前に』とか『試写を開いて』などとは言ってない」と釈明。「試写会が開かれたのは、文化庁と配給会社の判断だ」と述べた。

(共同)
 

この記事を印刷する

広告