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【コラム】 “3つの種類”にはワケがある汗の意外な特徴とは?

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ずいぶん春めいてきて、厚着をしていると、汗がにじんでくる季節になりました。このうっとうしいだけのように思える汗にも実は種類があって、それぞれが人体にとって大切な役割を果たしているとか。身近な存在でありながらまだまだ理解の薄い汗について、大阪国際大学の井上芳光教授にお話を伺いました。

「一概にはいえませんが、汗を大まかに分類するとしたら、運動したときや暑いときに出る温熱性発汗、緊張したときに出る精神性発汗、辛いものを食べたときの味覚性発汗の3種類です」(井上教授)

どの汗も体感したことのあるなじみ深いものですが、こうして専門用語で分類されると、謎が多い存在。まずは、温熱性発汗について教えていただけますか?

「温熱性発汗には体温を一定に保つ役割があって、全身から出る汗は蒸発するときの気化熱で体熱を逃がします。たとえば、体重70kgの人が運動して100gの汗をかき、体温が37.5度と仮定すると、もし汗が出なければ38.5度にまで上がってしまいます。人間の運動では消費したエネルギーの80%が熱に変換されるので、放っておくと体温がどんどん上昇してしまうわけです」(同)

汗の効果というのは、普段はあまり考えないのですが、その話を聞くと貴重さが分かります。思わず冷や汗も…。

「その汗は精神性発汗ですね。身の危険に対するシグナルで、手のひらや足の裏から出て滑り止めの役割をしています。また、辛いものを食べたときの味覚性発汗は、頭や鼻の頭、唇の周りから出ます。それは唐辛子に含まれるカプサイシンという成分が、脳の中枢の温ニューロンを刺激するため。辛くないものでも、食べ物を消化、吸収する際の熱を逃がすために、汗が出てくることもありますよ」(同)

汗は体を守る大事なシステムで、長時間発汗が続くと、脳を冷やすために頭部から出る量が増えることもあるとか…。うーん、汗って偉大です!
(R25編集部)

汗の組成はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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