富士見町の県厚生連・富士見高原病院に1日付で、小児科、内科、眼科へ計5人の医師が着任した。小児科は2人が着任し常勤医師による診療態勢が整った。内科は2人増員となり、高齢者をはじめ地域医療の充実を図る。
小児科は江川充医師(59)と山本めぐみ医師(34)が着任した。常勤態勢は2005年6月以来2年10カ月ぶり。この間、信州大学医学部からパートの小児科医を迎え、週5日、午前中のみの外来診療を行ってきた。2人の着任により、午前、午後の外来診療を再開。入院患者にも対応する。来年4月から再開する産婦人科の分娩取り扱いに向け、準備を整える。
江川医師は松本市出身。東京大学卒業後、同大医学部付属病院、自警会東京病院小児科部長などを経て着任。副院長も務める。山本医師は中野市出身。独協医科大学卒業後、信州大学医学部付属病院、伊那中央病院、県立子ども病院などを経て着任。
内科は唐沢忠宏医師(44)、矢代泰章医師(38)の2人。唐沢医師は伊那市出身。富山医科薬科大学卒業後、京都大学大学院博士課程を修了、金沢大学大学院教授を経て医療の現場に入る。矢代医師は東京都出身。信州大学卒業後、富士見高原病院、東京都済生会中央病院などを経て着任。
眼科の小林恵子医師(37)は山梨県出身。福井医科大学卒業後、国立松本病院、諏訪赤十字病院、市立岡谷病院などを経て着任した。
同日は辞令交付式に続き、井上憲昭院長が全職員に5人の新任医師と研修医1人、研修生1人を紹介。新体制がスタートした。