07年度の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は前年度比4.5%減の342万6577台と5年連続で減少し、74年度以来33年ぶりの低水準に落ち込んだことが1日、日本自動車販売協会連合会の集計で分かった。
軽自動車と合わせた07年度の総販売台数も前年度比5.3%減の531万9619台で、81年度以来26年ぶりの低い水準。ガソリン高や若者の車離れなどが響き、市場の低迷が長期化している。
07年ベースでは新車販売台数は前年比7.6%減と35年ぶりの低水準、軽を合わせた総数は同6.7%減と25年ぶりの低さだった。
07年度の軽自動車を除いた新車の内訳は、普通乗用車(排気量2000CC超)が新車効果で3年ぶりに増加したが、小型乗用車(2000CC以下)は2年連続の減少。メーカー別ではホンダと三菱自動車が増えた以外は軒並みマイナス。首位のトヨタ自動車は、4.8%減の156万3275台だった。
また、3月は年間で最も売れる時期だが、08年3月は前年同月比3.3%減の47万1755台と3カ月ぶりの減少に転じ、底入れが見えない状況だ。
一方、07年度の軽自動車は6.8%減の189万3042台と、高水準だった前年度の反動で5年ぶりに減少した。メーカー別では、ダイハツ工業(61万2754台)が2年連続で首位となった。【森有正】
毎日新聞 2008年4月1日 21時00分(最終更新 4月1日 21時52分)