75歳以上の高齢者だけで作る新しい公的医療保険制度、「後期高齢者医療制度」が始まりました。
福岡県庁前で座り込みを行う高齢者達。1日から始まった「後期高齢者医療制度」の中止と撤回を求めています。
「90歳です。もう早く死ねと言われているようなもの。とんでもないよ」(男性)
団塊の世代の高齢化に備え、75歳以上の全ての高齢者が原則、保険料を負担するこの制度。保険料はこれまでの振込みから、年金からの天引きに変わります。
「これからもうどこかで切り詰めていかないとね。生活が脅かされるというかね」(女性)
保険料は、都道府県ごとに新設された運営組織が医療費などをもとに算定するため各地でばらつきがあり、これまでの老人保険制度などに比べ負担が大きくなる人もいます。
また、これまで子供などに扶養され、保険料を納めていなかった人にも新たに負担が生じることから、制度に不満の声もあがっています。(01日23:07)