ラオスの日本大使館に駆け込んだ北朝鮮からの脱出者が日本行きを希望していることが31日、明らかになった。政府関係者が確認した。本人は自分が北朝鮮に渡った日本人妻の子供であると主張しているという。政府は脱北者について、日本とのかかわりがどの程度、深いかなども勘案し、入国を認めるかどうかを決めるが、正確な情報を把握するのは難しく、対応に苦慮しそうだ。
藪中三十二外務次官は31日の記者会見で、脱北者を日本大使館で保護しているかどうかについて「事柄の性格上、日本政府としてコメントしないことになっている」と語った。韓国メディアによると、脱北者は20代の男性で、27日午前に日本大使館に駆け込んだ。(07:03)