Impression(狩猟日記兼更新履歴)




2008年 4月1日(火)

I think it's going to rain today.

■定刻よりも、少し早めに、目覚める。珈琲を点て、それを啜り、煙を吐く。ふ〜っ。
■予め定めておいた定時に家を出、出勤する。
■しかし、設定を誤り、二十分以上早く出社して仕舞った。
■まぁ、遅いよりは早い方がマシではあるが、何か損した気がする。
■朝礼にて自己紹介を済ます。それから、個別の部署へと挨拶廻りに出掛ける。
■懐かしき顔、見新しき顔、顔、顔、顔。それから、私にとって〈あの〉倉庫に入る。
■「うわーっ!」と、言葉にもならぬ感情が湧き上がってきた。懐かしいなんてものではない!
■此処にソノ本が! 其処にアノ本が! うわ〜っ! 並び替えてぇー!
■お昼休み。一人で近所のうどん屋に行く。十年一日の如く、何も変わらない、何も。ふぅ〜ん。
■午後、二度目の挨拶廻りに行く、同じ順番で。この非効率性も、何も変わらない、何も。
■販売促進用の書籍リスト作りを命ぜられる。Excelか〜、面倒臭ぇなあー、苦手だなぁ。
■それでも何とか作業を進めて行く。初日はこんな感じで終わった。
■小雨そぼ降るなか、帰路に就く。しびしびと降る雨が、何とは無しに良かった。

■Randy Newmanの『Randy Newman』(邦題:『デビュー・アルバム』)を聴く。

『I think it's going to rain today』(邦題:『悲しい雨が』) written by Randy Newman



壊れた窓に 伽藍とした廊下
蒼褪めた死の月は 灰色縞の虚空に
人の情けが溢れている
そうして今日は 雨が降りそうだ

案山子が流行りの衣装を纏い
凍てついた微笑で 愛を振り払う
人の情けが溢れている
そうして今日は 雨が降りそうだ

寂しい 寂しい
私の足元のブリキの缶
通りに蹴飛ばして遣ろうかと思う
友達を扱うように

前方に輝く看板は 私に請う
貧民を救え そして彼等に道を示せと
人の情けが溢れている
そうして今日は 雨が降りそうだ

本を読んだり、映画を観たりして、それを評論するような悪趣味を、私は持ち合わせては居ない。

このサイトでは、何か音楽を聴いたとき、「大好きだ」と思ったら、その気持ちを書いているだけだ。

評論や批判は、私の任では無い。〈評論? そんなものは家来どもに任せておくがいい!〉

さてね、〈傑出した思想家〉だとか、〈偉大なる音楽家〉だとか。

はたまた〈高潔なる魂〉だとか、〈清廉掬すべき精神〉だとか、手離しに褒め称えること。

それから、「誰かと誰かが似ているけど、それが解かった俺って、凄くない?」と悦に入ること。

愚かだ。お止めなさい。然もなくば、被害妄想に怯え、震えて眠りなさい、暴露に怯える愚か者め!

〈哲学〉って、〈チャカ〉みたいなもんだから、〈欲望行使不能者(坊や)〉が、イジるもんじゃねぇ。

必ずや、怪我をします。これは本当です。お止めなさい。知りたけりゃ、俺本人に聞けや!

この小心者め! お前はホンマに小心者やなぁ。他所様に訊くなや、ホンマに、もうぉ!

ま、百歩譲って、〈欲望行使不随意者〉は、全く以て面倒臭ぇな。

そんなこたぁ兎も角、この歌が大好きだ。

■明日のために、焼酎を呑んで、おやすみなさい。


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