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赤字経営からの脱却を目指し氷見市民病院は1日から金沢医科大学を指定管理者として公設民営化されました。
病院の正面玄関では1日新しい病院名が書かれたプレートの除幕式が行われ、関係者がテープカットをして病院の開院を祝いました。
氷見市民病院は医師不足などから赤字経営が続き市は去年、病院の公設民営化をきめ、石川県の金沢医科大学に経営を委託しました。
新病院では研修医2人を含め以前より4人多い36人の常勤医を確保し診療科についてはこれまでの20診療科を維持した上で新たに高齢医学科などを増やしました。
泌尿器科、消化器内科、脳神経外科の医師は今後着任の予定ですが、産婦人科では常勤医が確保できず引き続き分娩が行えない状態です。
また小児科についても24時間の救急医療は行えません。
さらに看護師の確保も十分ではなく、一部の病床を休止し当初予定の250床より50床少ない200床でのスタートとなりました。
1日の開院式で堂故市長は、新しいスタッフを前に「再雇用の募集に応じていただいた職員の方々に心から感謝します」とした上で「準備期間が短く課題も残っていますが、大学の底力を発揮していただいて医療の充実を図ってもらいたい」と話しました。
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