ニューデリー──サッカーのインド代表主将であるFWバイチュン・ブティアが、今月17日に当地を通過する北京五輪聖火リレーの走者を拒否する意向を表明した。関係者が4月1日、匿名を条件に語った。
インド五輪委員会は数人の有名スポーツ選手にリレー走者を打診していたが、ブティアは3月31日、断りの書簡をファクスで委員会に送信した。聖火リレーを拒否した選手は初めてという。
ブティアは中国国境と接するインド北東部シッキム州の出身。名前のブティアは「チベット人」を指すとされる。