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NARA VOICE  奈良さんのブログ
2006年9月15日(金曜日)
武蔵美! 03:12  yoshitomo nara 
実は武蔵野美大の彫刻科で非常勤講師をしている。
合計4日間のゼミで、昨日がゼミの最後の日だった。
なにせ超短期間の先生なので、生徒の個性や資質も全くわからない。
それでも課題作品に対してコメントやアドバイスをしなくちゃいけなくて、
もう一杯一杯でありました・・・・

で、ゼミ終了後に大きな講義室で、A to Zのレクチャーを豊嶋くんと2人でやった。
すごい数の学生が集まってくれて、豊嶋くんも僕も緊張してビビッた。
2時間以上の長いレクチャーだったけど、みんな真剣に聞いてくれてたように思う。

何人かはきっと弘前に観に来てくれることでしょう!

僕は今日からニューヨークに行ってきます!

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2006年9月12日(火曜日)
昨日は幸せ・・・ 05:56  yoshitomo nara 


人生最大の幸せを使い果たしてしまった・・・・









   ←昨日、あおいちゃんが弘前にやってきました!






午後には原田知世さん(&だんなさん!)もいらっしゃいまして、
僕の運はピークを迎えました・・・・・・・
今、制作パワーもピークに達してます・・・

全宇宙のあおい&知世ファンのみなさん!すまない!

ブルータスにあおいちゃんとの対談も載る予定です・・・・
題して『射手座のO型同士はかく語りき・・・』(嘘の題名です)
あおいちゃんとは癖とか感性みたいなのが驚くほど似てました・・・ウレシイ・・・


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2006年9月10日(日曜日)
新日曜美術館アートシーン 20:11  yoshitomo nara 

今日朝、新日曜美術館を観てから寝て、今(午後7時)起床。
アートシーンで取り上げてもらったのは良かったと思うけど、
絵について勝手に解説していた・・・
とくに『花をあげよう』の解説は全く外れていました。
つうか、どうして作者に聞いてくれなかったのだろうと思った。
カメラワークをもうちょっと工夫すれば、もっと雰囲気がわかるように撮れるのに。
小屋の中が一瞬でもわかるように動かしていくとかさ〜。
それから、オープニングの時に撮った集合写真でボランティアを説明するより、
会場を作っていたり、監視してたり、実際に動いている状態を数秒入れるとか。

そういえばart loverという番組録画が送られてきて、一昨日観たのだけど、
そっちはよく編集されていてわかりやすかった!


今、金沢用の絵を描いてるのだけど、調子が下がってきそうだ〜。
金沢では立体と小屋が合体したものが登場します!
さっき豊嶋くんと電話で話してて、A to Zに比べると規模は小さいけど、
弘前とは違った面白さのある展示になります。

Puff Marshieの小型も作ってて、それは近づいて観ることができる!

とにかく早く絵を完成させたい!

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上海 2 04:24  yoshitomo nara 






  ←上海美術館







上海ビエンナーレが開催されている上海美術館は、
かつてはイギリスが建てた競馬クラブだった。
元競馬場で今は人民公園となった広大な敷地内にある。

上海は西洋列強と日本がアジア進出のバトルを繰り広げた舞台だった。
毎夜毎夜ダンスパーティの狂喜乱舞の裏で、スパイ活動に暗殺・・・
今も残る新古典主義や近代主義建築を眺めていると、
当時『魔都』と呼ばれた上海にタイムスリップする錯覚に襲われる。

魔都は第二次世界大戦終結後、中華民国が台湾に移り中華人民共和国によって、
その魔力は消滅したはずだった。
しかし80年代から経済モデル地区になり、今再び海外資本がなだれ込んで、
経済という名の下で戦争がおこなわれている観がある。

今回は時間がなくて、黄浦江沿いと旧日本租界しか訪ねることができなかったけど、
絶対また来たい魅力を持っている。

金子光晴が住んだ上海。
大杉栄が立ち寄った上海。
高杉晋作の見た上海。
大韓民国臨時政府が生まれた上海。
上海バンスキングの上海。
李香蘭の上海。
川島芳子の上海。
内山書店の上海。
ラストエンペラー夫人が育った上海。
魯迅がその生涯を閉じた街、上海。

しかし、今の上海には過去の歴史を粉砕していくような力強さがあったなぁ・・・








   ←上海美術館のPuff Marshie 





            

 ↓魯迅住居跡の路地

 





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2006年9月08日(金曜日)
上海 01:41  yoshitomo nara 


  
  

   上海ビエンナーレに出品するので、上海に行ってきた。








中国は2回目だけど、前回は23年前。
みんな人民服で、道路は自転車で一杯だった。

2006年の上海は自動車が一杯。
高層ビルが建ち並んでいた。
23年間の高度経済成長。

日本は戦後20年で、廃墟だった街にはビルが建ち並んで万博開催。
上海も2010年に万博開催だけど、中国の発展はあの頃の日本以上の速度だ。

ビエンナーレではPuff Marshie1体とドローイング12点の出品。
ほんとはドローイングは15点だったんだけど、検閲(!)で3枚削られた〜!

あらためて日本で自由な表現ができることを感じたしだいです・・・







   ←毛沢東S.M.L.


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2006年9月01日(金曜日)
小さな星の住人              The Little Star Dweller の     できるまで 03:54  yoshitomo nara 

本日は星部屋の絵を描いていた時の日記から・・・

4月18日

ロンドンに出したHOMEを大画面で描くことにする。
自己模倣のような気がして躊躇ってたけど描くのだ!
タイに出した絵も大画面で描き直したいなぁ。
今までgrafと一緒にやってきた展覧会の絵、
すべて大画面に描き直してA to Zに集結させたい。




   4月21日


  絵がなかなか進まない。
  将棋のようにあれこれ手順を考えてしまう。
  作品自体に勝ち負けがあるわけじゃないのになぁ。
  どんなに遠回りしてもゴールにはたどり着けるだろう。




回り道の途中で気づくことがあるだろうし、決して時間がかかることは無駄ではない。
でも、自分の場合は完成までの手順を考えてしまうとモチベーションを保てない。
小さな絵だったら大丈夫、逆にトップギアで完成へ一直線なんだけどなぁ。
大きい絵になるとだめです・・・・

決断!実行!そして今日中に完成させて次の絵を描く!

しか〜し!そう簡単にいくもんじゃない・・・
かなり苦労している。
どうもオリジナルのHOME絵を意識しすぎてしまうなぁ。
顔を少し長めにして、頭の上の家のプロポーションも変えたけど、
色をオリジナルより良くするのが難しい。

自己模倣におちいりそうで怖い・・・
しかし星の位置はオリジナルと同じにしたいし・・・
でも、まぁ、やるだけだ!

A to Z小屋、豊嶋くんからMaiとオランダの小屋の図面が届く。
Maiの部屋はOKだけど、オランダ小屋の壁は変更。
『HOLLAND』と壁に文字を入れたいので、図を描いて送る。





  4月23日〜24日朝








大HOME絵、かなり進む。
顔を白っぽくして、前髪の位置も決める。
服以外はほぼ完成に近い。
ただ、頭の上に乗っかっている家が不必要に思えてきてならない。
すごく小さくするか、消してしまうか、どっちかだ。

いつものごとく窓の外が明るくなってきた。
今朝は霧が深い。
霧が少しずつ晴れて明るくなっていくのを、2階の窓からしばらく眺める。
今日も草原は生き生きとした緑に輝く。

蛍光灯を消して、自然光のもとで絵をチェック。
バック、蛍光灯だとわからないが自然光だと赤みが強すぎる。
この赤みにはいつも悩まされる。

頭の上の家を消すかどうかは、いったん寝てから決めよう。
焼酎飲みながら朝ドラ観て、寝る。

24日夜

夕方起床。
頭の上の家、消すことに決定。
バックも緑っぽい色を混ぜたボルドーレッドで修正。
服の色を明るくして、肩の位置も修正。

  


   4月27日

  早朝から制作。
  大きな絵の仕上げ、星を描きいれる。
  全部で10個。

  この絵のタイトルは『The Little Star Dweller』



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