ITmedia +D RSS一覧
プリント表示 ソーシャルブックマーク

ニュース
2007年04月03日 00時00分 更新

大ヒットコミックがついにアニメで開幕――「おおきく振りかぶって」製作発表会 (2/2)

前のページへ 1|2       
wk_070402oki09.jpg

 続いては、代永翼さん、中村悠一さん、谷山紀章さん、下野紘さん、早水リサさんというメインキャストの5人が舞台に登場。司会者の質問に答えていった。

―― 作品の出演が決まった際の感想は?

代永 はじめに出演が決まったときいた瞬間は驚いたというのが第一印象です。そして、家に帰って落ち着いてみてから、自分が三橋くんなんだと実感が湧いてきました。それからは、自分なりに作品を研究していきました。

中村 大抵のアニメは1回のオーディションで合否が出てしまったりするんですが、本作はちょっと長めで3回のオーディションをやったんです。そのため、原作を読んだり役作りをする機会が長い時間、しかも何度もあったので、役が作り込めてよかったかなと思っております。

谷山 僕は以前から原作のファンでして、しかも花井梓というキャラクターに感情移入していたんです。なので、花井梓のオーディションがあると聞いたときには、ぜひ受かりたいと思っていました。そして合格という話を聞いたときには、いつも通り「一生懸命頑張るぞ」と事務所に力強く伝えた次第であります。

下野 僕の演じる田島くんはすごく元気なキャラクターなんですが、僕はいままであまり元気な役というものをやらせていただいたことがなかったので、今回の役どころはすごくうれしく思っています。

早水 私はオーディションのときに初めて原作を知ったのですが、オーディションに落ちてしまったらすごく悔しくなってしまうので、コミックは買っていなかったんです。でも、合格したと聞いたときには、その日のうちに全巻買い揃えまして、もうすっかりファンになってしまいました。あと、代永くんと中村くんはオーディションのときに一緒に受けていたので、3人一緒に受かってよかったなと思っています。

―― 自身の演じるキャラクターに対する印象は?

代永 三橋くんというのは、人間不信なところがあるキャラクターなのですが、彼がそうなってしまった理由というのを意識しながら演じるようにしています。ただ人間不信なわけではないんだと。また、ピッチャーである彼はマウンドだけは譲れないという気持ちももっているんですね。そういう部分の表現は大事にしています。

中村 僕の演じる阿部くんはクールでクレバーな性格なんです。でも、あまり落ち着きすぎてしまうと、リアルな高校生としての感情表現としてどうなのかなということを考えています。平坦になりすぎないように心がけ、頑張って演じていきたいと思います。

谷山 花井梓というキャラクターは自分がわりと凡人だということをコンプレックスに思っているんです。しかも近くには田島という天才型の人間がいて、彼に対抗意識を燃やししながらもかなわないなということもどこか感じている。そういう人間くさいところがいいですね。感情表現豊かな子だということを意識して演じていきたいと思っています。

下野 田島くんは天才と呼ばれているわけですが、本人はそんなこと気にしていないと思うんです。ただ野球が好きで、好きなゆえに凄まじい集中力を発揮して活躍したりするんだと思うんです。作中の彼を見てもらえればわかるように、彼は本当に無邪気な性格なので、無邪気な部分を一番大切になくさないようにしたいと思います。

早水 百枝監督はチームの誰よりも野球が大好きで、チームも大好きなんです。しかも、テンション高く騒いだりもするんですが、監督の厳しさも持っている。そのあたりの性格の表現を出して行けたらいいなと思います。

wk_070402oki10.jpgwk_070402oki11.jpgwk_070402oki12.jpgwk_070402oki13.jpgwk_070402oki14.jpg

 メインキャストのトークのあとは、OPテーマ「ドラマチック」を歌うBase Ball Bearと、EDテーマ「メダカが見た虹」を歌う高田梢枝のビデオコメントが上映された。

Base Ball Bear ドラマチックは「おおきく振りかぶって」のために作った曲です。原作を読んで、三橋くんの気持ちを憑依させて(笑)、この作品を表現した曲になっていると思います。

高田 今回「メダカが見た虹」が「おおきく振りかぶって」のEDテーマに選ばれて非常に嬉しく思っております。この曲は1年以上かけて試行錯誤を繰り返しながら作った曲でした。この曲が三橋くんはじめ「おおきく振りかぶって」に少しでもお役にたてればうれしいなと思います。

wk_070402oki15.jpg

 こうして「おおきく振りかぶって」の製作発表会は終了となった。各関係者のコメントからも、本作に対する意気込みが伺えたように思える。たくさんの意気込みが詰まった本作のおかげで、今年の夏は例年以上に熱くなりそうだ!!

TBSにて4月12日より毎週木曜深夜1時25分から放送開始予定
※TBSのみ第1話は深夜1時40分からの放送となります。
MBSにて4月14日より毎週土曜夕方5時30分から放送開始予定
CBCにて4月18日より毎週水曜深夜2時15分から放送開始予定
HBCにて4月21日より毎週土曜深夜2時10分から放送開始予定
RKBにて4月21日より毎週土曜深夜2時45分から放送開始予定
BS-iにて4月26日より毎週木曜深夜0時30分から放送開始予定

STAFF
原作/ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」(講談社刊 月刊「アフタヌーン」連載) 監督/水島 努 シリーズ構成/黒田洋介 キャラクターデザイン・総作画監督/吉田隆彦 アクション作画監督/谷口淳一郎 小物デザイン/鈴木卓也 色彩設計/佐藤美由紀 美術監督/渋谷幸弘 撮影監督/老平 英 編集/西山 茂 音楽/浜口史郎 音響監督/菊田浩巳 アニメーション制作/A-1 Pictures
CAST
三橋 廉/代永 翼 阿部隆也/中村悠一 花井 梓/谷山紀章 田島悠一郎/下野 紘 沖 一利/佐藤雄大 栄口勇人/鈴木千尋 巣山尚治/保村 真 水谷文貴/角 研一郎 泉 孝介/福山 潤 西広辰太郎/木村良平 百枝まりあ/早水リサ 志賀剛司/室園丈裕 篠岡千代/福圓美里 浜田良郎/私市 淳 梅原圭介/疋田高志 榛名元希/松風雅也 ほか

(C)ひぐちアサ・講談社/おお振り製作委員会


前のページへ 1|2       

[ひろいち,ITmedia]

Copyright© 2008 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


おすすめPC情報テキスト

モバイルショップ

大注目780Gモデル登場!
Phenom搭載パソコンならドスパラ    コンパクト筐体でも性能十分!

ATI Radeon HD 3870モデル登場!
Phenom搭載パソコンならドスパラRadeon搭載で美麗グラフィック

キャリアアップ

ピックアップ

news002.jpg 「エレメンタルタワーズ」レビュー:ちょっとした時間にササッと遊べる、パズル要素満載のオンラインアクションRPGが登場
シンプルルールで気軽に遊べる、小粒だけどピリリと辛いゲームが登場。数人でパーティーを組み、ダンジョンへ冒険に出かけるMOタイプの本作は、アクションRPGが登場ながらパズル要素満載。先日行われたβテストで、どんなゲームなのかを体験してみました。

news040.jpg 「北斗の拳 〜北斗神拳伝承者の道〜」レビュー:世紀末救世主伝説は終わらない――タッチペンで北斗百裂拳!
新世紀に人気が再燃した伝説的少年漫画「北斗の拳」がニンテンドーDSに見参! タッチペンで経絡秘孔を突きまくるというニンテンドーDSならではの操作感覚と、原作を再読させたくたるスタッフの“原作愛”に満ちた作り込みは、ニンテンドーDS系キャラクターゲームの中でも屈指の出来映え。

news005.jpg 「デビル メイ クライ 4」レビュー:泣く悪魔も黙るスタイリッシュアクション、ここに極まれり
とにかくカッコよく華麗に敵を倒しまくる“スタイリッシュアクション”として人気の高い「デビル メイ クライ」シリーズ。その最新作がプレイステーション 3とXbox 360に登場した。次世代機の能力を最大限に生かした圧倒的なグラフィックとバラエティに富んだ超絶アクションがプレイヤーをとことん楽しませる。アクションゲーム好きにはぜひプレイしてほしい作品だ。

news006.jpg 「ソーマブリンガー」レビュー:自由なカスタマイズと軽快な戦闘アクションをDSで――3人で冒険できる“協力”アクションRPG
「ソーマブリンガー」は気軽に遊べるアクションRPG。7人×6クラスから自分の分身を選び、多彩な武器を装備し、バラエティに富んだアビリティを自由につけはずしできるカスタマイズが楽しい。プレイはサクサク、やり込みもバッチリ。魅力的な主人公たちが「ソーマ」を巡って壮大な冒険に旅立つ。3人によるマルチプレイも楽しい良作RPGだ。

「無限回廊」の無限クイズ:第2回「主観的移動」解答編

news079.jpg 「イースDS」「イースII DS」レビュー:「イース」シリーズの名作がニンテンドーDSに
イースシリーズといえば、日本ファルコムの看板タイトルの一つとして君臨する名作だ。中でも1、2作目は評価も高く、さまざまな機種に移植されている。今回取り上げるのは、NDSに移植されたバージョン。果たして出来はどうなのか? PC版からずっとイースをプレイしているという友人の意見も交えてお届けしよう。

news050.jpg ディズニー史上「もっともアリエナイ魔法」とは!? ――「魔法にかけられて」ケヴィン・リマ監督インタビュー
3月14日より公開となる、ディズニーの最新劇場作品「魔法にかけられて」がニンテンドーDSで発売される。映画監督のリマ氏は“あること”にとても不満があるというが?

news060.jpg 「SEGA RALLY REVO」レビュー:ラリーカー、轍にはまってさあ大変──周回ごとに道が表情を変える新たなラリーゲームが出た
かつてゲームセンターで一時代を築いたレースゲーム「セガラリーチャンピオンシップ」。シリーズ最新作は、次世代機ならではの映像と悪路をねじ伏せるドライビングの快感がたっぷり詰まっていました。

news012.jpg ヴァナ・ディールをもう一度:2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(その14)
少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。今回は僕の中では物語の大きなひと区切りであるミッションと、限界突破クエストの話を紹介。最近は日々一歩ずつ前進しているのが自分でも実感できて、楽しくプレイできています。

news003.jpg 「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威」レビュー:何度も言いますが、連邦のMSはバケモノです!!──ギレン総帥のすごさが骨身にしみました
1998年にセガサターン用ソフトとして産声を上げた、戦略級シミュレーションゲーム「機動戦士ガンダム ギレンの野望」。5年ぶりとなるシリーズ最新作「アクシズの脅威」がPSPにて登場した。やっぱジークジオンな人としては、連邦の連中に一泡吹かせてみたいと思うワケですよ、ね?

news039.jpg 「モンスターハンターポータブル 2nd G」プレイインプレッション:“G”で驚くほど快適になったハンターライフは、きっとあなたを魅了する
「モンスターハンターポータブル 2nd G」の発売が迫る中、製品版にかなり近いバージョンをプレイする機会をいただいた。基本的な面白さは変わらないが、細かい改良点でさらに楽しく快適になっている。ああ、また狩りで眠れない日々が訪れるのか……。そんな風に思っているあなたは、まずはこの記事を読んで覚悟のほどを。今度の狩りもかなり熱い!

news028.gif E8500×8800 GTの魅力:新世代CPUとGPUで新生活もゲームもハッピーに――ドスパラ「Prime Galleria HG」
「Penryn」世代の新CPUとGeForce 8800 GTを搭載したゲーミングPCが相次いで登場している。ドスパラ「Prime Galleria HG」の性能は!?

news004.jpg 「アイドルマスター ライブフォーユー!」レビュー:プロデューサーさん! 今度は応援ですよ、応援!!――リズムゲームも楽しめる「アイマス」が登場
Xbox 360を代表するソフトに成長した「アイドルマスター」の新作がついに登場。より手軽にライブをコーディネートでき、ついでにリズムゲームも楽しめる。何はともあれ、さっそく遊んでみました。

news007.jpg 「ポピュラスDS」レビュー:手応え十分の激闘――悪魔と雌雄を決するハルマゲドンに勝利せよ
刻一刻と変化していく状況。その都度要求される最善の判断。ニンテンドーDS初登場となったリアルタイムシミュレーションの開祖は、シリーズ歴代の諸作と同じく、これでもかと言わんばかりに駆け引きの妙を味わわせてくれる。1プレイの時間は30分弱だが、密度は限りなく濃い。

news078.jpg 「太平洋の嵐 〜戦艦大和、暁に出撃す!〜」レビュー:ポケットの中の“太平洋”戦争
太平洋戦争の戦略級ゲーム、と聞くとそのボリュームに圧倒されて、とても最後まで終わらないと思ってしまう。そんな超重量級ゲームも軽量小型のPSPなら最後までやりぬけるのだ。

種別アイコンについて

プレイステーション3
プレイステーション2
PSP
Wii
ゲームキューブ
ニンテンドーDS
ゲームボーイアドバンス
Xbox360
Xbox
PCゲーム
ケータイゲーム
アニメ
アーケードゲーム
プレゼント
イベント
ニュース