丹波
柏原赤十字病院、内科の夜間救急再開
丹波市の柏原赤十字病院(玉田文彦院長)は一日から内科の常勤医一人が増えるのに伴い、昨年五月以来、取りやめていた夜間救急を、内科に限り受け入れると発表した。緊急手術が必要かどうかを判断する役割を担い、周辺の病院への負担を少しでも軽減したいという。(小林良多)
消化器内科が専門の蓮尾直輝医師(36)が新任する。常勤医は院長を含め内科四人と歯科口腔外科一人となる。同病院は、昨年九月から消化器疾患に対する内視鏡治療を診療の中心に据えており、蓮尾医師もこれに加わる。七月にはさらに内科医が一人増える見通し。
医師招へいに向け同病院は、医師給与を県内の日赤病院で最高の水準に引き上げるなどした。今後、官舎改築や最新の医療機器を購入する。
これまで休日や深夜の救急患者は原則断っていたが、今回の常勤医の増加で、四月からは週三日程度受け入れられるという。吐血や腹痛などの内科系の症状が対象となる。地域の病院が順番に受け持つ「二次救急医療輪番制」への復帰は依然できないという。
同病院は施設の老朽化や勤務医不足が進み、二〇〇八年度の赤字額は約四億二千万円に上る見込みだが、同病院は「丹波市の意向を踏まえ、日本赤十字社兵庫県支部は、病院を存続させていく方向で意見をまとめた。今後も医師を集める努力を続ける」としている。
(4/1 12:06)
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