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春の主役たち:智弁ナインの素顔/9 /和歌山

 ◇OBの父が教科書--三宅亮伸外野手(1年)

 「アキノブー、ちょっと見てくれ」。午後8時過ぎの室内練習場で自主練習をする選手が、数回素振りを見せる。「2回目のはよかった。バットがいい角度で出てる」。仲間の鋭いスイングが「止まったように見える」という「目」で、気になった点を伝える。「選手同士だと素直に言い合える分、身になると思う」。自主練習組に欠かせない存在だ。

 父親は智弁OBで、社会人野球でも活躍した三宅秀二部長。幼いころから父の野球をする姿を見て育ち、「知らず知らずのうちに、目が肥えたのかも」。入部当初こそ「やりづらいかも」と思ったが「僕の野球の教科書ですし、心強いです」。

 早くレギュラーになりたいが、「アドバイスをした選手が打って喜ぶ顔を見ると、自分のことのようにうれしい。それでチームが勝てば一番いいですね」。晴れやかな表情でそう言った。

 ◇「声を張る」課題に--橋本昌樹捕手(1年)

 「ビシッ」という鋭い音がブルペンに響く。昨年10月ごろからよく投球練習で組む岡本瞬投手(1年)は「最近はいい音で捕ってくれるので、気持ちよく投げられるし、気になった点をしっかり教えてくれるので助かります」と言う。

 捕手歴はまだ2年あまりと短く、今は「ミスを減らして、一つ一つのプレーを確実にすること」を心がける。野手がそろって受けるシートノックでは「ちゅうちょしてしまって、思い切った指示がなかなかできません。まずは声を張ること」。自らの課題もしっかりと受け止めている。

 180センチと上背はあるが、上半身を柔らかくしならせた打撃が魅力。シートバッティングでは鋭い打球を外野に放つ。「自分の持てる力を出して甲子園で安打を打ちたいが、今はできることをしっかりやります」。じっくりと考えて、力強くそう話した。

毎日新聞 2008年2月22日

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