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春の主役たち:智弁ナインの素顔/8 /和歌山

 ◇「じっとしてられない」--林孝至投手(2年)

 体をすっと沈めて、右横手から球威のある速球を投げ込む。「考えすぎる癖があって、まだまだ出来不出来の差が激しいですけど、甲子園では一球でも多く投げたいです」

 昨秋の県2次予選準決勝・日高中津戦は、24球で無念の降板。だがベンチで休むことなく、一塁コーチをかって出た。「ベンチでただ座っているのが許せなかった。チームのために何かしたかった」。その3週間後、「人生最高の投球」でチームを近畿大会ベスト4に押し上げる。「みんな頑張ってましたから、足を引っ張りたくなかった」

 今月中旬、額を7針縫うけがを負った。1週間ほどで復帰したが、練習に参加できない間も、積極的に球拾いやノッカーをこなし、グラウンドを駆け回った。「じっとしてられないんです。チームに貢献できればいい。もちろん投手としてできるのが一番ですけど」

 ◇先輩らとの勝利に自信--外濱雄司内野手(1年)

 「ええ体しとるでしょ」と高嶋仁監督が言う。181センチ、90キロと恵まれたその体格は、主砲・坂口真規選手(2年)にも決してひけをとらない。「坂口さんはあこがれの先輩。いろいろと教えてもらっています。少しでも近づいて、自分もここぞ、というときに打てる打者になりたい」

 豪快な打撃が持ち味だが、昨秋の公式戦では12打数1安打と、力を発揮できなかった。それでも先輩らに「打てないときは、守りで頑張れ」と声を掛けられ、気が楽になった。

 声を張り上げて必死に守り、無失策を通した。「打つ方で結果は出せなかったけど、試合終了の瞬間、グラウンドで先輩たちと一緒に勝利を喜べたのは自信になりました」

 課題は「力んで肩が開かないようにして、積極的にどんどん振っていくこと」。甲子園では思い切りのいい打撃で、チームに勢いを与えたい。

毎日新聞 2008年2月21日

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