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春の主役たち:智弁ナインの素顔/4 /和歌山

 ◇変化球に磨きかけ--狭間新司投手(2年)

 しなやかなフォームから繰り出される変化球の切れ味は抜群だ。打者のひざ元へ鋭く落ちるスライダーと、大きく曲がるカーブが持ち球。シートバッティングで打席に入った打者から「どうやったら打てるん?」と思わず声が漏れる。「変化球には自信持ってます」と笑う。

 マウンドで絶えないその笑顔には意味がある。投げられる喜びと、仲間に心配をかけまいと気遣う優しさ。昨年5月に腰を故障し、まったく投球できなかった半年間が自分と向き合う時間になり、自然と笑顔が出るようになった。「つらかったけど、あの半年間のおかげで、明るくなれたし、開き直る強さが得られました」

 ブランクの影響で「まだまだ球に体重が乗っていないし、本調子ではない」と冷静に自己分析するが、「甲子園で投げたい」という一心で自慢の変化球に磨きをかける。

 ◇指導は日々メモに--左向勇登外野手(1年)

 どっしりとした構えから力強い打球を打ち返す。「パンチ力があるし、打ちそうな雰囲気も出てきた」と、高嶋仁監督も期待を寄せる右の長距離砲。「飛距離は自信があります。当たれば、ですけど」と本人は謙そん気味に言う。

 「初球から打ちにいける積極性を持つことが一番の課題」。高嶋監督から日々注意されたことは家でメモにし、忘れないように心がける。メモをしないでいいようになりたいが、「何も言われないのも寂しいですね」。びっしり書き込まれたメモを読み返しながら、バットを振る日がまだまだ続きそうだ。

 目標は「どこに投げても打たれそう」と相手投手に威圧感を与えられる打者になること。それにはまず試合に出るため「守備でのスローイングを修正して、レギュラーに入れるようにならないと」。夢舞台に立つ競争に立ち向かう。

毎日新聞 2008年2月16日

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