今のFateのヒロインはみんな二流だろうね!
 前号(Vol.3)ではMEWの琥珀SANにプロレス論を語ってもらった。あの国際指名手配犯スレスレのプロモーターにして“彼女のファイトはやばい。なにか近い匂いを感じる”と言わしめたゴルゴーン。業界随一と言われる長身と徹底したクールさを持つ彼女は、『今の型月界のヒロインは堕落している』と断言した。その真意とは? 身内にも容赦なし、超過激な彼女のビッグマウスを心して聞け!
衝撃発言連続! 仮面の下の熱い想い!
聞き手/GUY後藤
撮影/クロウッドミキヤ
協力/形のない島・村おこし会
  独占インタビュー/マット界を揺るがす大巨人・マスクドゴルゴーンの真意とは!?
「オレは生まれついてのモンスター。敗者をとことんいためつけないと存在意義を感じられない」    マスクドゴルゴーンがおかしい。そんな風評が立ちはじめたのは二年前からだろうか? それまで寡黙ながらも真摯に一試合一試合にのぞみ、たとえ相手を秒殺しようと決して罵倒せずリングを後にする……それがゴルゴーンの姿だった。そのクールな姿に酔いしれたファンは少なくないはずだ。だが今の彼女にそんなフェア精神は微塵もない。相手を徹底的に罵倒するマイクパフォーマンス。敗者は何をされても当然といわんばかりの罰ゲーム。はては電流デスマッチ、地雷デスマッチといったサーカスじみた特殊ルール。一体彼女にどんな心境の変化があったのか? 全てのプロレスファンが抱いていたクエスチョンに、ついにゴルゴーン本人が激白した!

――今日はよろしくお願いします。今まであらゆるインタビューを断ってきたゴルゴーンさんの初インタビューを担当できて緊張しているんですよ。FWFの中でもゴルゴーンさんの声を聞いたコトのあるレスラーは少ないそうですし。

エウリュアレ(以下エ):あら。別に無口ってワケじゃないわ。単に他の連中がつまんないヤツばっかりだから、話しかけるのもめんどいだけよ。私、友人選びには妥協しない主義だから。

――そ、そうですか。では、ゴルゴーンさんが認める友人というのは、やはりダイナマイト凛さんクラスですか?

エ:はあ? ばっかじゃないの貴方!? 日本のレスラーでうちのゴルゴーンに見合うヤツなんているワケないじゃない! この国のレスラーなんてみんなお子様レベルよ。リンに判定負けしたのは、ちょっと遊んであげただけよ。ほら。あの娘、いちおう社長なワケですし? ブック通りにやってあげたってコト。サービスよ、サービス。ね、そうでしょゴルゴーン?

ゴルゴーン(以下ゴ):…………。

ステンノ(以下ス):当然だ。あいつはセメントを要求したが、あんな実力じゃとても本気は出せない。一撃で頸椎ごとクラッチしちまうからな! ま、並のレスラーならそうしてやるところだが、社長が死んじまったらファイトマネーがでないだろう? だからあれぐらいで勘弁してやったんだ。と言っていますわ(微笑)。

ゴ:…………。

続く
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