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社会3月31日18時45分更新
残留基準の6万4000倍検出 メタミドホス濃度2万ppm

 中国製ギョーザ中毒事件で千葉県警は31日、被害に遭った千葉市の主婦(37)宅に残っていた未調理のギョーザの皮と具から検出された有機リン系殺虫剤「メタミドホス」の濃度が最大で約2万ppmの高濃度だったと発表した。ニラの残留農薬基準の約6万4000倍に当たるという。

 県警は「ギョーザ作りから袋詰めの過程で混入した可能性がある」としている。

 主婦と二女(3)は昨年12月28日夕、中国・天洋食品製の「CO・OP手作り餃子」(昨年10月20日製造)を調理して食べ、嘔吐や下痢の中毒症状を訴えた。2人は搬送され主婦が一時入院。2人は現在、回復している。

(初版:3月31日18時45分)
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