MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

まもなく期限切れ ガソリンスタンド大わらわ

2008.3.31 20:29
このニュースのトピックスくるま
137円台のガソリンスタンドも=東京・世田谷区、31日午後7時半(鈴木健児撮影)137円台のガソリンスタンドも=東京・世田谷区、31日午後7時半(鈴木健児撮影)

 揮発油(ガソリン)税の暫定税率(1リットル当たり25・1円)が1日からひとまず廃止される。都内のガソリンスタンド(GS)では1日から、競合店の状況に応じ値下げに踏み切れる態勢を整えている。石油元売り各社も需要殺到による品切れを想定し、給油タンクローリー車の配送形態を募集方式に切り替えるなど、臨戦態勢で“特需”に備える。ガソリン税の暫定税率失効は昭和49年の創設以来初めての事態で、石油元売りや販売店には不安と緊張がうずまいている。

 「競合店の状況に応じて価格を下げるしかない」。 都内激戦区の環状7号線沿いのGS店長は、今後の価格設定についてこう話す。暫定税率の期限切れを迎えた31日、全国のGSは対応に追われた。4月からガソリンの税負担は25円安くなるが、ガソリンは出荷時に課税される仕組み。3月中に仕入れた課税済みの在庫を売り切るまで値引きできない。しかし、激戦区では赤字覚悟の値下げが続出するとみられ、多くのGSが他店の状況把握に追われた。

 給油タンクローリー車の台数に限りのある元売り各社も、ぎりぎりまで準備を進めてきた。元売り各社は、従来の決められたルートを計画配送する方式から、事前に店舗側の発注を受け優先的に配送する方式に1日から切り替える。3月29日までに締め切った状況によると、出光が配送能力に対し1・3倍、ジャパンエナジーで1・6倍となる応募となった。依然、「需要殺到時に配送しきれない可能性もぬぐえない」(出光)と不安を隠さない。

 一方で、消費者の値下げ期待は高まるばかり。元売り各社の3月28、29日のガソリン出荷量は前年比2〜3割減。元売り各社は買い控えの反動による1日以降の需要を把握しきれておらず、予期せぬ混乱が起こる可能性は否定できない。

燃費が気になる!

ガソリンの買いだめダメ 消防法違反の恐れ

実用燃費ナンバー1は元祖ハイブリッド車 高級車や輸入車は?

ガソリン値下げ 売り切れ対策あの手この手

消費者の関心は? 低燃費3輪車「アプテラ」

【クルマの達人】マツダ・デミオ 「省エネ」でも元気な加速

このニュースの写真

137円台のガソリンスタンドも=東京・世田谷区、31日午後7時半(鈴木健児撮影)
PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。