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JNN(TBS系)

聖火が北京到着、天安門広場で式典

 開幕まであと130日。北京オリンピックの聖火が天安門広場に到着しました。聖火リレーは4月2日にスタートしますが、チベット問題で国際社会からの批判が高まっており、各地で抗議行動が予想されています。

 31日午前、ギリシャのアテネから北京に届けられた聖火。市内では厳重な警備態勢が敷かれるなか、聖火は天安門広場に運ばれました。胡錦濤国家主席が点火した聖火は、中国の国民的ヒーロー、劉翔選手に手渡されました。五大陸13万7000キロをめぐるオリンピック史上最大規模と言われる聖火リレー。

 しかし、抗議デモなどの不測の事態を警戒してでしょうか、大勢の警察官が会場で警戒に当たっています。式典の華やかさとは裏腹に、会場では厳しい安全検査が行われるなど、ピリピリとした雰囲気に包まれました。

 ギリシャで行われた採火式では、チベット暴動を弾圧した中国政府の対応をめぐって式典を妨害する抗議活動があったほか、その後も各地で中国政府に対するデモが相次いでいます。

 「関係当局の協力のもとで、聖火リレーは必ずや円満に成功すると信じている」(北京五輪組織委員会 劉淇 会長)

 不測の事態が起きないようクギを刺す会長。式典では、チベット人など少数民族による踊りを披露するなど、民族の団結をアピールしました。

 「とてもうれしいです。興奮しています」
 「北京五輪をボイコットするなら、もう二度と五輪に参加しなければいい。五輪は政治と関係ない。中国の政治のどこが悪い?」(北京市民)

 6月20日と21日には、大規模な暴動が起きたチベット自治区ラサを通る聖火リレー。平和と友好のリレーを強調する中国政府ですが、チベット問題の対応をめぐる国際社会の批判が強まるなか、世界各地で抗議デモが予想されます。(31日17:09)

[31日23時2分更新]

TBS NEWSi


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