31日午後3時40分ごろ、千葉県松戸市五香南の新京成電鉄元山−くぬぎ山駅間の踏切で、松戸発千葉中央行き普通電車(6両)と乗用車が衝突、乗用車は約120メートル引きずられて前部を大破し、運転していた埼玉県春日部市緑町、会社員松本康三さん(59)が即死した。
松戸東署で事故原因を調べている。
事故の影響で同電鉄は八柱−くぬぎ山間が約4時間にわたり不通となり、深夜までダイヤが乱れた。
線路脇に住む鎌ヶ谷市くぬぎ山、アルバイト田中萬紀子さん(60)は「キキーッというブレーキ音をたて、白煙を上げながら電車が車を押す形で走ってきた。脱線するかもと思い、怖くてあわてて逃げた」と、青ざめた表情で話していた。