中国外務省の秦剛副報道局長は27日の定例記者会見で、チベット自治区ラサのチベット仏教寺院ジョカン寺の僧侶が「政府の言っていることはうそだ」などと外国メディアの記者に訴えたことについて「根拠もなく無責任な発言で事実ではない」と述べ、僧侶を批判した。
秦副局長は「真実のチベットを見て、客観的に理解してほしい」と強調した。
秦副局長はまた、インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府が、抗議行動の死者が約140人に達したと発表したことについて「(死者は)誰だ。確実な証拠を提供しているのか」と反論した。(共同)
毎日新聞 2008年3月28日 11時00分