北京オリンピックと企業のCSRリスク
外国メディアをチベット入りさせるなど、中国政府もこれまでにない柔軟な態度を取り始めているようにも見えますが、まだまだ予断を許さないチベット問題です。
なにしろ、世界の人権NGOにとっては、ここが見せ場ですから、気合いも入っているでしょう。
無事に北京オリンピックが開催されたら、それはそれで、人権NGOが大挙して北京入りして、活発な活動を行なう事は、容易に予想されます。
オリンピック開催中は、外国メディアを締め出すわけにもいきませんから、中国政府も頭が痛いでしょう。
ところで、今回の騒動で、オフィシャル・スポンサーも頭を抱えている事だろうと思います。
先日も、「プチバッチ」というメール・ニュースが、編集後記でこんなことを書いていました。
●これって、チベット人大虐殺を支持する一流企業のリストということで すね。 【JOC北京五輪スポンサー&オフィシャルパートナー企業】 http://www.joc.or.jp/aboutjoc/sponsor/index.html コカ・コーラ//Atos Origin//GE//ジョンソン・エンド・ジョンソン// コダック//lenovo//Manulife//マクドナルド//OMEGA//Panasonic// SAMSUNG//VISA//バドワイザー//MIZUNO//DESCENTE//アシックス//味の素 //コナミ//Kubota//読売新聞//ウイルコ//野村ホールディングス// 佐川急便//Nationa//ExcelHuman//丸大食品//KIRIN//TOYOTA//DOCOMO// YAHOO!JAPAN//ANA//LOTTE//intelligensce//日清食品//トーヨーライス //AIU//はるやま//エステティックTBC
今は、人権NGOも中国政府ばかり非難していますが、スポンサー企業に矛先が向くこともあるということです。
CSRが重要視される時代は、このようなリスクも大きくなるわけです。
というわけで、人権NGOの動き、まだまだ目が離せません。
個人的には、アムネスティの動きに注目です。(竹井)
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