2007-08-18 脱社会的(宮台.com)
■宮台ランディ。あるいは、「自殺」と「自殺ごっこ」
宮台真司は次のように書いた:
【殺したいと思えば殺せるし、犯そうと思えば犯せるのに、それだけは絶対にしたくない】
脱社会的存在として自殺したジャック・マイヨールは、同じく素潜りの達人であるエンツォ・マイヨルカと如何なる点で異なっているか?、という問が立てられる。
要するに、マイヨールは素潜りを脱社会的に(=イルカから)学び、マイヨルカは社会の中で(=人間の家族から)作法として学んだのだ。
あるいは、レイプ。あるいは、殺人。
レイプの作法が不在な社会でレイプできる者は脱社会的存在である。が、しかし、スーフリの中で彼らの作法に従ってレイプする者は脱社会的存在ではない。戦争において軍の命令に従って敵兵を殺す者も脱社会的存在ではない。そこでは人を殺す理由はあり、「人を殺しちゃいけない理由はない」のである。
ここで先の言葉に戻る:
【殺したいと思えば殺せるし、犯そうと思えば犯せるのに、それだけは絶対にしたくない】
この言葉は真に受けるべきものなのだろうか?
人を殺すことを想像することはできる。人を殺す振りもできるかもしれない。しかし、やはり、殺せないのではないか?
レイプを想像して楽しむことはできる。レイプごっこも楽しい。だが、レイプはできないのではないか?
その境界が真の問題ではなかったのか?
要するに「脱社会ごっこ」は無害で楽しいのだ。その楽しみを奪う者は、我等の敵だ。討て!
ま、レイプごっこしてたら、近隣住民に通報されて、ごっこの相手が否定しているのに性犯罪者にされちゃうような【悪い意味でアメリカン】な社会だとバッファーになるごっこの部分が薄くなって、「いきなり脱社会」君が増えますわな。売春合法化どころか、店舗型風俗を規制してデリヘル化を促すような流れも同じか…
◆田口ランディ×宮台真司◆2005/10/19 宮台発言のごく一部を抜粋 - MIYADAI.com Blog
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◆田口ランディ×宮台真司◆2005/10/19 宮台発言のごく一部を抜粋 - MIYADAI.com Blog
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